昔は結婚が決まれば、両家の婚約を確認するということで結納品を交換し合ったり、口上を述べたり仲人がお互いの家を行き来したりなどという事が一般的に行われていました。
しかし、最近では結納品の交換や仲人などは立てずに、結納と顔合わせを同時に行うことが多くなってきました。
というのも、結納品の手配が大変であったり堅苦しいというイメージからもっとフランクな形のものに変化してきています。
目次
正式な順番や決まり事を知っておこう!結納と顔合わせの流れとは?
結納と顔合わせを二つとも行う場合の流れが一体どうなっているのか?最近は結納がなくなってきてしまっている分、順番がいまいちわかりにくいですよね。
まずプロポーズし成功したら、まずはご両親へのあいさつがあります。
これは結婚する二人とどちらかの両親の家(一般的にはお嫁さんのご両親が先)に訪問し、結婚のあいさつを済ませます。
必ず家を訪問する際は相手の都合の良い時間や曜日なども確認してあいさつしに行く旨を数日前には必ず伝えておきましょう。
結婚の挨拶後に顔合わせ
そして、その後に顔合わせが先になります。両親のご挨拶の時にあらかじめお互いの都合の良い日程を聞いておいて、顔合わせをしたい旨を伝えておきましょう。
顔合わせの時間としては大体2時間くらいと考えておくと良いでしょう。
そして、この顔合わせの時にもし結納をするのであれば、結納の話をすすめておくと今後スムーズに執り行うことが出来ます。
顔合わせでは両家族の紹介をし、指輪や時計なども婚約記念品を交換することもあります。
そして記念撮影をして乾杯、食事をします。そして最後にあいさつとお礼をして顔合わせは終了となります。
簡略された略式結納というのもある
結納は昔ながらの伝統的な正式結納から最近簡略化されてきた略式結納というのがあります。
正式結納と略式結納の違いは簡単に言えば仲人がいないということです。
挨拶から始まり、男性から結納品を納め女性側が受書を渡し、次に女性側から結納品を納め男性側が受書をおさめ食事などを最後はあいさつをして終了という形になります。
仲人がいると司会・進行を行ってくれます。また結納で詳しい結婚式の日取りや場所など話し合うとお互いのご両親も喜ばれるでしょう。
個室や落ち着いた雰囲気がいい!結納と顔合わせを行う最適な場所は?
結納と顔合わせを同時に行う場合は料亭やレストランなど個室のある所を選びましょう。
結納・顔合わせを行う時はほとんどがランチより少し前に始まり、ランチを一緒にするという場合か、ディナーを一緒にするという事になると思います。
ですので、料亭など少し落ち着いたところで、両家の両親が打ちとけてもらえるような雰囲気を作るのが良いでしょう。
あまりうるさい所だと、あらたまった席には似つかわしくありません。初めての両親同士の顔合わせなので、きちんとした所を選ぶのが良いでしょう。
場所への配慮は徹底!
そしてもちろん前もって個室の予約を忘れずにしておきましょう。周りの音や視線も気にせず、追いついて会話をすることが出来ます。
見逃しがちなのが料亭ですと、ほとんどの所が座敷の部屋が用意されると思うのですが、顔合わせや結納など大体時間は2~3時間かかります。
そう考えると長い時間座敷にいるのは年配の方には負担になりますので、椅子か座敷でも掘りごたつがあるような料亭やレストランが良いでしょう。
また料亭やレストランの場所になりますが、ご両家の両親の中間地点が良いでしょう。お互い負担にならないような距離が最適だと思います。
もし、遠方である場合は前もってホテルの予約をしておいたり、交通機関が悪い場合はタクシーを手配しておくなど、前もって準備しておくことが肝心です。
格をそろえることを意識して!結納と顔合わせに適した服装は?
一般的な服装としては男性は黒またはダークカラーのスーツに白いワイシャツ、ネクタイもフォーマルなものが良いとされています。
女性のご両親に会うのですから、きちんと清潔感のある服装をするのが適切です。
女性は振袖か華やかなスーツやワンピースが良いでしょう。
振袖は結婚したら着れなくなるものなので、最後の機会にと思って着ると身がひきしまる思いをすると思います。また母親も大変喜ぶと思います。
ご両親の服装に関しても父親は黒かダークスーツに白いネクタイ。女性は訪問着や留めそでなどが一般的な顔合わせと結納とされています。
両家の顔合わせや結納え一番大事なのは【格をそろえる】ということです。なので、事前にしっかりと話し合って揃えておくと良いでしょう。
まとめ:結納や顔合わせには費用もかかる!同時にやるリスクも考えて!
昔ながらの結納や顔合わせを行うことで色々と両家と会う機会が増えて、家族の絆というものを少しずつ感じることが出来るでしょう。
しかし、それにはかなりの労力やお金がかかることもわすれてはいけません。
近年共働きが増えてきていますが、働きながら色々両家の都合に合わせて取り仕切るには負担も増えます。
両家の強い希望がない限り、今は結納・顔合わせを一度に済ませることが負担もかからず、良いのではないでしょうか。
結納・顔合わせなどあまり堅苦しく考えずに、結婚式前に食事会を何度か開いたりするなど代用することは出来るでしょう。
とはいっても結婚前の大事なことですから夫婦や両親としっかり話し合って皆納得出来るようにすると良いでしょう。
管理人より
ゆいのう…?って超めんどうなんだねぇ。