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温泉の種類はいくつある?温泉の効果・効能を知って楽しい湯浴みを!

温泉が楽しめる季節になってきました。

温泉にはどのくらいの種類があるか知っていますか。

  • 温泉の種類が知りたい
  • 効果・効能を教えて
  • 効果的な入浴方法ってある?

温泉に行ったとき、このような疑問を持たれる方がいらっしゃるかもしれません。

今回この記事では、「温泉の種類と効果・効能」についてまとめました。

温泉を楽しむ際の参考にしてください。

温泉の泉質は何種類あるのか?どのような症状に効果がある?

温泉には行っても泉質や効能までは、よくわからないことはありませんか。

どのような泉質の温泉で、効果・効能はどのようなことがあるのかを知って、温泉を巡ると楽しくなるはずです。

<単純温泉>

日本国内で一番多いのが単純温泉です。

泉温が25℃以上で、無色無臭で刺激が少ない泉質になります。

単純温泉の中でpHが8.5以上の温泉は、アルカリ性単純温泉に分類され肌の角質を取り、なめらかになる美肌の湯として有名です。

・適応症

自律神経不安症

不眠症

・飲用しての適応症

慢性胃腸病

関節痛

慢性便秘

リューマチ

うつ状態

<塩化物泉(食塩泉)>

塩化物泉は食塩泉とも呼ばれています。

単純温泉についで多い泉質です。

保温効果が高いことから、熱の湯と呼ばれることもあります。

浴内の塩分濃度が高ければ、体の深部温度も上昇するので、出浴後の保温効果も高いです。

塩化物泉に入ると副交感神経が優位になる傾向があるので、心身をリラックスさせます。

・適応症

切り傷

抹消循環障害

冷え性

うつ状態

皮膚乾燥症

<炭酸水素塩泉(重炭酸土類泉・重曹泉)>

炭酸水素塩泉とは、ナトリウムイオンや炭酸水素イオンを主成分とする温泉のことです。

女性からは美肌に良いと注目されています。

入浴するだけで肌の不溶な角質や、毛穴の汚れを除去してくれるからです

・適応症

切り傷

末梢循環障害

冷え性

皮膚乾燥症

・飲用しての適応症

胃・十二指腸潰瘍

逆流性食道炎

糖尿病

通風

<硫酸塩泉>

硫酸塩泉には3つの泉質に分けられます。

1.芒硝泉(ぼうしょうせん)

ナトリウム分を多く含んでいて、血圧は低下し痛みを和らげます。

・適応症

高血圧

動脈硬化

外傷

・飲用しての適応症

腸のぜん動運動の活発化

2.石膏泉(せっこうせん)

カルシウムを多く含んでいて、鎮静作用があります。

・適応症

リウマチ

打ち身

切り傷

やけど

・飲用しての適応症

じんましんの抑制

3.正苦味泉(せいくみせん)

マグネシウムを多く含んでいて、血圧低下や鎮静作用があります。

・適応症

リウマチ

打ち身

切り傷

やけど

高血圧

動脈硬化

外傷

・飲用しての適応症

腸のぜん動を活発化

じんましんの抑制

<二酸化炭素泉(単純炭酸泉)>

二酸化炭素(炭酸ガス)を含む温泉で、肌に気泡がつく特徴のある温泉です。

泉温は低めで炭酸ガスが毛細血管から取り込まれ、血行促進効果があります。

・適応症

切り傷

抹消循環障害

冷え性

自律神経不安症

高血圧

動脈硬化

・飲用しての適応症

胃腸機能の低下

<含鉄泉(鉄泉)>

鉄分を含んでいて、湧出直後は透明だが、鉄分が酸化すると茶褐色になります。

・適応症

抹消循環障害

冷え性

関節リウマチ

・飲用しての適応症

鉄欠乏性貧血

<酸性泉(明ばん泉)>

pH3%未満の温泉です。

酸による殺菌効果で皮膚の清潔を保ちます。

刺激が強いので、皮膚の弱い人は注意が必要です。

湯ただれ予防に入浴後は真水で洗い流しましょう。

・適応症

慢性皮膚病

慢性婦人病

糖尿病

水虫

<含よう素泉>

活性度の高いヨウ素を含む温泉です。

甲状腺機能亢進症の方は飲用が禁忌となっています。

・適応症

疲労回復

健康増進

・飲用しての適応症

コレステロール値の低下

<硫黄泉(硫化水素泉)>

硫化水素ガス特有の匂いが特徴の温泉です。

血管を拡張させる働きがあります。

角質を柔らかくするので皮膚疾患にも効果的です。

・適応症

アトピー性皮膚炎

尋常性乾癬

慢性湿疹

表皮化膿症

糖尿病

高血圧

動脈硬化

関節痛

・飲用しての適応症

高コレステロール血症

<放射能泉>

気体の放射性物質ラドンを含む温泉です。

皮膚からだけではなく、呼吸器からも吸入でき、微量な放射能で免疫力が向上します。

・適応症

痛風

関節リウマチ

高血圧

動脈硬化

神経痛鎮静作用

温泉に入るときに気をつけることは?上手な温泉の入り方

温泉に入る際には、効果が倍増するように上手な入浴法を身につけたいものです

<温泉の入り方>

1.かけ湯をする

体に湯温を慣らすために、念入りにかけ湯をしましょう。

心臓から離れた部位から始めます。

足首からひざや腰、手首から腕や肩とかけましょう。

2. 半身浴から

最初はいきなり全身で入浴せずに、半身浴をして慣らしましょう。

温泉の温度や水圧による、急激な負担を避けるためです。

体を洗うのは湯船で温まってからの方が、古い角質が柔らかくなり

毛穴も開くので洗い流しやすくなります。

(化粧はかけ湯のときに洗顔しておきます。)

3.上がり湯はかけない

薬効成分が落ちてしまうので、上がり湯はせずに水滴をタオルで拭き取るくらいにしておきましょう。

(泉質によっては、上がり湯をしなければいけない場合もありますので注意してください)

4.ゆっくりする

入浴でエネルギーは消費されます。

髪を乾かして、30分ほどゆっくりするのがおすすめです。

まとめ:泉質や効能を知ってもっと温泉を楽しもう!

温泉にのんびりつかるだけでも気持ち良いですよね。

事前に泉質を調べておくと、もっと効能を感じられるかもしれません。

のんびりとした時間を過ごすことも大事です。

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