摂食障害って、精神的にとても疲れるものです。
摂食障害になったことのある人にも、なったことのない人にも、その辛さを知って欲しいです。
「摂食障害なんて病気じゃない!」って思う人もいるかもしれませんが、本日は摂食障害についてお話したいと思います。
目次
摂食障害になる理由とは!?気になる症状と原因をご紹介
摂食障害になる原因、それは人によって様々です。
一般的には外見にコンプレックスを持っている人や、精神的に弱い人がなりやすいといわれています。
- 「ダイエットしていたけど、全く痩せない」
- 「もうご飯を食べるのをやめよう」
それがきっかけでなってしまう人もいます。私の場合は、たった一言が原因で摂食障害になりました。
摂食障害になると、食欲がなくなります。お腹も空かなくなり、どちらかというと食べたくなくなるんです。
体重が100gでも増えるのが怖いんです。
もちろん、口にする物は全て太るものと思い込んでしまい、水やお茶、カロリーのないものでも口にするのが怖くなって飲むことすらできません。
飲み食いしたらすぐに体重計に乗り、「100g増えてる!」となると私は10キロのウォーキングをしていました。
体重が増えることに苛立ち、焦り…「早く減らさないと!」という考えで頭の中が支配されてしまいます。
身体に負担がかかっていることを自分でわかっている
ろくに食べてもないのに、毎日便秘薬を飲んで便を出しました。
体重が減って痩せることで喜ぶ心とは裏腹に、身体はボロボロになっていきます。
自分でも身体がボロボロになっていくのを分かってはいるのです。それでも、治そうとは思いませんでした。
どんなに「食べなさい!」と言われても、カロリー表示のある物をちょっとしか食べることができませんでした。
「食べたい…けど、食べたくない」体重が増えるのが嫌で嫌で仕方なかったです。
摂食障害中心の生活とは!?症状で疲れた時の体験談をご紹介
摂食障害の生活は、精神的に疲れます。なぜなら、人の目が気になってしまって家から出られないのです。
そんな状態で買い物に誘われたりご飯に誘われたりしても、体重のことが気になって楽しくご飯を食べることなんてできません。
頭の中が体重のことでいっぱいなのです。
思わず食べてしまった時にはソワソワしてしまい、「早く家に帰りたい」という意識が頭を支配してしまうので、精神的にとても疲れてしまいます。
寝ている時以外、解放される時がありません。常に動いて「カロリーを消費しなきゃ!」と思ってしまうのです。
私は痩せるために半身浴もしていましたが、食べていないので貧血になってしまうことや頭痛に悩まされることがありました。
体力がすぐになくなってしまうくせに、それでも1時間も半身浴をしたりして、その後ドッと疲れて寝てしまうこともしばしばありました。
そんな状態ではそもそも人生に楽しみを見いだせない
なにより…人生を楽しいと思えることが1度もなかったです。
体重計だけが私の友達でした。今考えると、異常な行動だったと思います。精神的におかしくなり、笑うことすら忘れていましたね。
どうすれば良いか分からなくて泣いた日もありました。
「食べたい…でも、食べたくない…」の繰り返しで、自分のことさえ分からなくなって辛かったですね。
「食べなさい」と言われると、「ほっといてよ!」って周りにもキツく当たりました。心配して言ってくれているのは分かっているんです、
ですが、自分でもどうにもできない苛立ちが募って周りに当たってしまいました。
摂食障害の人の多くは自分自身の病気に気付いていません
私も、克服してから病気だったんだと気付きました。
自分ではダイエットだと思っていたので、病気という事実には驚きましたね。
今思えば、精神的に参っている時に言われた「一言」が自分を変えてしまったんだと思います。
身近に摂食障害の人がいたら、何も言わずにただ見守ってあげてください。周りが何かを言っても治る病気ではありません。
自分の意志の問題なのです。
自分で強い意志を持たない限り、抜け出すことができない闇だと私は思います。
まとめ:摂食障害の共通点を知ろう!克服するためのダイエット方法を学ぶ
摂食障害にならないためには、心を強くすることと正しいダイエット法を実践することが大事です。
誤った方法でダイエットをしてしまうと摂食障害に繋がってしまい、たった1度しかない人生を無駄にすることになります。
人間の良さは、外見では決まりません。大事なのは中身です。外見を気にしてしまいがちですが、標準で充分なのです。
自分が気にしている程、周りの人はあなたを見ていませんよ。
摂食障害になる人には共通点があります
なんとなく周りの人が自分のことを悪く言っているように感じたり、悪く思われているんじゃないかと誤解したり…マイナス思考になってしまうんです。
自分を好きにならないとダメです。自分は自分で、人は人です。
摂食障害になってしまったら、もしかすると死ぬまでその苦痛に縛られて生きることになるかもしれません。
あなたは、そんなつまらなくて苦痛な人生を送りますか?私は、二度とあの頃に戻りたくはないですね。
生きている間に美味しい物を食べたいです。今は、好きな時に好きな物を食べられることに幸せを感じています。
また戻ってしまうのは怖いです。体重計の数字よりも、見た目が大事ですよ。
体重計依存に関しては治りませんでしたが、今ではその体重を特に気にすることもなく平凡で幸せな毎日を送ることができ、精神的にも強くなることができました。
今、悩んでる人は、まず自分の意志を強く持つことが大切です。単に「やめたい」と思っていても克服することは無理です。
少なくとも、自分がどうしたいかを考えた上でそれを少しずつ実践していき、克服に向かっていきましょう。
管理人より
自分は自分、人は人。これはすごい簡単だけど、とらわれてる人ほど難しいらしいよね。