保育園や幼稚園でたびたび起こる子供の喧嘩。
先生から電話で「今日〇〇ちゃんと喧嘩になり、●●君が噛んでしまいました」などと連絡を受けたことがあるお母さんも少なくないのではないでしょうか?
私も現在6歳の子供の母親ですが、今までに何度も同様の連絡を受けたことがあります。もちろん、息子が相手の子にケガをさせてしまったこともあります。
ケガをさせられたこともあります。そういったとき、どうすれば良いのか?
謝った方が良いのか。大したケガじゃなさそうだし、子供の喧嘩だし…ということで放っておいて良いのか。
対応方法について、悩まれたことがある方もいらっしゃることでしょう。
そこで今回は、私が実際に経験したことも含めて、子供同士の喧嘩の対応について考えてみたいと思います。
目次
子供同士によくある喧嘩!相手に怪我をさせた場合の対応方法とは
自分の子供がお友達にケガをさせてしまった場合、どうすればよいのでしょうか?
それはもちろん、きちんと相手の親御さんに謝罪をする。ということです。
その場合、電話かメールか…と悩まれる方もいらっしゃるかも知れません。できることなら、直接顔を合わせて謝罪ができると良いでしょう。
また、状況的に難しいようであれば、電話かメールでも良いでしょう。
幼稚園の場合、送り迎えの時間が決まっているため、お母さん同士が顔を合わせる機会は多くありますが、保育園ではそうはいきません。
昨今では個人情報に厳しくなったため、相手のお母さんの連絡先が分からない。というケースもあるでしょう。
その場合は、先生に「大変申し訳ありませんでしたとお伝えください」と連絡をお願いするのも良いかと思います。
とにかく“謝意”をきちんと伝えるということが重要
そして何よりも重要なのが、「なぜ噛んでしまったのか」という理由を突き詰めること。それは喧嘩の原因を知る。ということではありません。
なぜ、「ケガをさせてしまうような行為」をしてしまったのか。口で言えなかったのか。その原因を突き詰めるということです。
私の息子も保育園の年中さんの頃、しばしばお友達を噛んでしまい、保育園から報告を受けたことがありました。
今思えば、クラスが縦割りだったため、年少さんと年長さんの間に挟まれて、ストレスがたまっていたのでしょう。
赤ちゃんから卒業し、自分より小さな子の面倒を見なくてはいけない。大きなお兄ちゃんには威張られる。
今まで一度もしてこなかった「我慢」を経験し、そのいら立ちが「噛む」という行為に現れていたのだと思います。
怒るのは簡単だけど原因を突き止めないと再発してしまう
親が子供に対し、
- 「お友達をケガさせてはいけない」
- 「叩いてはいけない。噛んではいけない」
と怒るのは簡単です。
しかし、子供の中にある「いら立ち」の原因を突き詰めない限り、子供は「叩く」「噛む」などの行為をし続けることになるでしょう。
大切なのは、二度と同じことを繰り返さないように、根本から解決すること。
今までにないことを経験し、いら立っているのであれば、「お兄ちゃんになったね。小さい子におもちゃを貸してあげられて偉いね」と褒めてあげる。
お家で甘えさせてあげる。など、自宅でのフォローを強化し、子供の心を穏やかに保ってあげることが重要なのです。
子供同士の喧嘩は日常茶飯事!怪我をさせられた場合の対応とは
先日、こんなことがありました。学校から「お友達に顔を引っかかれてケガをしてしまいました」と連絡があったのです。
迎えに行くと、かなりのケガで、両ほほに5本指のひっかき傷があり、その深さもなかなかの物でした。
「お友達って誰ですか」と聞いても、学校側は教えてくれません。
自宅で息子に聞き、保育園からのお友達であることが分かり、ひそかに親御さんからの謝罪を期待していました。
しかし、翌日になっても音沙汰がありません。
学校に「昨日の件ですが、相手の親御さんはご存知ですか?」と問い合わせると、「伝えていません」というまさかの答えが返って来たのです。
子供同士の喧嘩は仕方がないことだと思っています
特に低学年や幼児の喧嘩によるケガは、わざと相手を傷つけようと思ってしてしまうものではありません。
感情のコントロールが上手くできず、口で伝えきれず、思わず手が出てしまったというケースがほとんどでしょう。
そのため、相手の子や親に対し、何か文句をつけたいわけではありません。
ただ、自分の子供がお友達を傷つけてしまったのであれば、親はそれを知る必要があると考えます。
そして、前述のように「なぜ、そういう行為をしてしまったのか」ということを根本的に考える必要があると思っています。
そして、子供が不安定な気持ちでいるのであれば、きちんと救ってあげることが大切だと考えます。
そのため今回は、学校側に「親御さんにお伝えしてください」とお願いさせていただきました。
そして結果的には、親御さんから謝罪をいただくこととなりました。
もちろん、「子供同士の喧嘩なので、気にしないでください。うちの子も同じように誰かをケガさせてしまう可能性はたくさんあります」と答えました。
そしてその後は、一件落着です。しかし学校側の対応には、今でも不満が残っています。
まとめ:子供の喧嘩はよくあること!でも謝罪の気持ちはしっかり伝えよう
以上のように、小さな子供同士の喧嘩で、自分の子供が相手にケガをさせてしまったとき。
そして、自分の子供が誰かにケガをさせられたとき。
の対応方法についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?小さな子供の喧嘩の場合、その原因は「心の中」にあると言っても過言ではありません。
子供が何かをしてしまったとき、その原因をきちんと突き詰め、不安を除いてあげることが重要なのです。
管理人より
確かに…本質を考えると、そうしてしまったことより何故そうすることに至ったのかを理解しないと誤った対応を取り続けることになるよね。