「出産は命がけ」とは言うけれど、周りの人たちは当たり前のように子供を産んでいる。
臨月ぎりぎりまで果敢に働き、大きなお腹で忙しそうに動いている。
「妊娠は病気ではない」という言葉の通り、出産は哺乳類が本来持っている能力で、乗り越えられるものなのだ。と、私も自分が妊娠・出産するまでは思っていました。
しかし、健康に妊娠・出産できる人ばかりではないことを、実体験として知っています。
10年という長い不妊治療の結果授かった子供は、何度もお腹の中で危険な状態になりました。
そのため私は、臨月が近づいても出産準備に取り掛かることができませんでした。万が一、お腹の子に何かあった場合、準備したものをみて、悲しくなるのが嫌でした。
また、何かを買ってしまうことにより、運命を変えてしまったらと思うと恐怖で、なかなか動くことができなかったのです。
妊娠・出産を何も考えずに、難なくこなしてしまう人はたくさんいます。
でも、妊娠までに何度もつらい思いをした人。妊娠してからも、悲しい思いをした人にとっては、出産準備ほどつらい作業はないのです。
そこでここでは、出産準備をしたくない人に向け、「最低限の出産準備リスト」をご紹介したいと思います。
目次
出産の準備で必要なもの!ドラッグストアで買えるものは産まれてからで
子供が生まれて5日間は病院で入院生活を送ります。もしご主人や親族が近くにいるのであれば、出産準備はある程度その期間にお願いすることができるでしょう。
そのため、近隣のドラッグストアで手に入るものは焦って買わなくても大丈夫。
下記のものは、リスト化しておき、出産が無事終わった後に、購入してもらうと良いでしょう。
オムツ
SサイズもしくはSSサイズ。最初は、産院で使っているものと同じものを買うと良いでしょう。
産まれてすぐは1日10枚ほど使うので、2パックくらい買っておくと安心です。
お尻ふき
アルコールが入っていないものを選ぶと良いでしょう。
哺乳瓶&乳首
最初は50㏄程度のものでOK。産院で使っているものと同じものを買うと良いでしょう。
粉ミルク
最初は産院で使っているものと同じものを買うと良いでしょう。
ベビーバス用の石鹸
産まれてすぐの赤ちゃんは、洗面台や洗面器で沐浴することができます。ぬるま湯に溶かして使えるベビー石鹸があると便利です。
ベビーバスを使う場合は、赤ちゃん本舗で手に入ります。もしくはネットの通販で買えば、2日あれば届きます。
赤ちゃん用綿棒&消毒液
へその緒の消毒に使います。
赤ちゃん用爪切りばさみ
案外赤ちゃんの爪は伸びるのが早いもの。顔をひっかいてしまうことがあるので、爪切りばさみは必須です。
赤ちゃん用体温計
できるだけ短い時間で測れるものが良いでしょう。おでこタイプ、耳タイプが使い勝手が良いです。
退院当初は、上記のものが揃っていれば十分。後は、徐々に買い揃えていけば良いでしょう。
出産の準備であらかじめ買っておいた方が良いものリスト!事前に備える
ドラッグストアでは手に入らないものは、どうしても事前に揃えておかなければなりません。赤ちゃん本舗などでいっぺんに買い揃えておくと良いでしょう。
最近は、ネットストアも充実しているので、大きなお腹で買い物にいくのが不安な場合は、利用すると便利です。
肌着10枚程度
産まれてすぐの赤ちゃんは、ミルクの吐き戻しやお漏らしをするので、肌着は多めに用意しておくと良いでしょう。
また、買ったばかりのものはごわごわしていることもあるので、一度は赤ちゃん用洗剤で洗濯しておくことをおススメします。
赤ちゃん用洗剤
赤ちゃんの洋服は低刺激の洗剤で別洗いすることをおススメしますが、手洗い用の洗剤でもOKです。なるべく香料のないものが良いでしょう。
ガーゼ10枚程度
吐き戻したときなどに使用します。
洋服
ある程度の洋服は揃えておくと良いでしょう。肌着の上に着るロンパースが5枚程度あれば安心です。
ベビーキャリー
赤ちゃんを抱っこするときの紐です。ベビーキャリーがないと、赤ちゃんを連れてお出かけができません。
出産1か月目の検診もありますので、あらかじめ買っておくと良いでしょう。
赤ちゃんが泣いているときに抱っこしながら、家事をこなすこともできますし、ベビーキャリーがあればベビーカーを買いにいくこともできます。
赤ちゃん用寝具
布団はタオルなどで代用できます。また、一緒のお布団で寝るという場合は、特に必要ありません。
まとめ:出産の準備で最低限必要なものはポイントを押さえて!
出産準備に必要なのは、赤ちゃんが毎日使うものだけ。その他は、無事に産まれてから徐々に揃えていけば良いでしょう。
私の場合は、里帰りすらしませんでしたが、上記のものだけでなんとかなりました。
某雑誌などには、産まれてくる赤ちゃんへの期待を膨らませるため、さまざまなグッズがリスト化されています。
ですが、本当に必要なものと言うのは、そんなにたくさんではないのです。
例えば、お尻ふきウォーマー。これって必要ですか?冷たいお尻ふきでお尻をふくと、赤ちゃんがびっくりしておしっこすることがありますが、困るのはそれくらい。
我が家は男の子だったので、何度か顔面にかけられましたが、何の問題もありませんでした。
赤ちゃんは、ミルクとおっぱいが飲めれば大丈夫。後は、うんちとおしっこの始末ができればOK。
足りないものは、大人が使っているもので代用する。それくらいの気持ちでいれば良いのではないでしょうか。
管理人より
必要なものいっぱいあるねぇ…。