核家族化が進み、ここ数年でかなりの数の母親がうつと診断されています。
周りから疎外され、一人で抱えこむ育児。
不景気なこの時代、旦那さんも夜遅くまで働いて帰宅も遅く、ゆっくり相談したり、話す時間もないという方が多いのではないでしょうか。
また近年「ワンオペ育児」という言葉がでてくるほど母親が一人で何でも背負ってしまい、子育てによるうつで自殺する割合が高くなっています。
目次
日頃の子育てで多い悩みごと!原因のストレスを解消するための対策
初めての子育てはワクワクとドキドキでいっぱいだと思います。
しかし数か月経つと、毎日イライラ、時にはトイレでひっそり泣いてしまったり。子育てをしていくうえでストレスの原因は一つではありません。
例えば、夜泣きがひどくて寝不足気味。出産前までは自分の時間がたくさんあったのに、出産後育児に追われ、気がついたら自分の時間がない。
子供のことを話したいのに、旦那さんが忙しくて話す時間がない、などいくつでもストレスの原因はあります。
だからと言ってしょうがないでは終わらないのです
この生活を何年も続けていれば日々小さなストレスがたまり、自分自身がつらいだけでなく、いつか子供に対しても嫌悪感しか感じなくなってしまいます。
自分は大丈夫と思っていても、知らない間に少しずつ体に支障がきたしていることを早めにわかってあげてくださいね。
育児のストレスというのは他人が気が付いて分かるものではありません。
自分の体の変化に気が付いて、自分で何か対策をとってください。
子育てで感じるストレスの要因とは!?疲れが取れないと感じたら
毎日しっかり寝ていても中々疲れが取れず、お昼寝しても目覚めにくいなんてことはないですか?
これはうつの傾向の一つと言えるでしょう。
普段であれば、起きたらあれをしよう、起きたらあれを食べようなどと行動する意欲が湧くはずです。
しかしストレスが溜まってうつになっていると、起き上がることも億劫になり、子育てすること自体がストレスになってしまいます。
もちろん、夜中に何度も赤ちゃんが泣いてぐっすり深く眠れなかったという経験は誰にでもあると思いますが、それでもお昼寝したりすることで多少はスッキリしますよね。
しかし、それでも疲れが取れないという場合は、ただ単に寝不足だけが原因ではないという可能性もあるのです。
子育てで感じるストレス症状!頭痛が続く原因とは!?
なんだか最近頭痛が続いてつらいな、薬飲んでも中々おさまらない、なんて事ないですか?
うつの症状の一つに頭痛があります。
片頭痛のような痛みにも似ていて、薬を飲んで一時和らぐはものの、すぐに頭痛が出てきます。
これは頭がストレスを抱えていて、それが頭痛として出てきてしまうのです。
こうなると子育てだけでなく自分の生活にも支障をきたします。頭痛が続いて、もしかしたら自分はうつなのかもしれないと気づく人は多いようですよ。
子育てでうつになりやすい人は真面目が人が多いとよく言われています
自分自身の子育ての理想から、自分の子育てが違う、周りと比べて自分は全然できていない、母親として失格、などと自分を追い詰めてしまう傾向があるのです。
頭で色々考えることによって、出来る事以上のことを求めていませんか?
自分のペースで自分らしくする子育てが、自分にも、そしてお子様にも一番良いことを実感してください。
小さいころによく【人は人、うちはうち】と言われた時と同じように。
授乳期後の子育てで増加中!ストレスによって起こる過食症状の対策
授乳の時期などはたくさん食べないと授乳できないなんて言っていましたが、授乳が終わったのに、また授乳しているけど常に食べてることってないですか?
口に何か入ってないと口寂しいという感覚。また逆に子育てに忙しくて食べられなくなり痩せていく人もいます。
どちらももちろん正しくはありません。ストレスから食べ過ぎて過食状態になってしまうのは、うつの傾向があります。
もちろん授乳中にはたくさん食べたほうが良いと思いますが、食べるものがジャンクフードであったり、ファストフード、スナック菓子などでは意味がありません。
食べる時間をしっかり決めて食事をすると良いでしょう。
食べ物は自分の精神的な安定にもなりますし、母親のおっぱいから赤ちゃんへ栄養がいきます。
健康的なものをしっかり食べることでうつは軽減されます。魚や野菜、果物などバランスの良い食事を心がけることが大切です。
まとめ:あなた自身の子育てをしよう!ストレスでうつの症状が出る前に対策を
子供がまだ小さい時は、自分の時間をとったり、自分の体と向き合うことが少ないでしょう。
特に初めての赤ちゃんだと、色々なことに戸惑い、不安になります。そんなときは、積極的に外の世界と交流してみましょう。
今は地域で子育て支援なども充実していますし、SNSを使って色々なママと交流する機会もあります。
最初は、途中で泣いたらどうしようとか少し億劫になるかもしれませんが、それも慣れです。
少しずつ外に出て、いろんな失敗をする中で、次回はこうしようなどと学び一つずつ解決していきます。
家にいれば化粧もしない、おしゃれもしないで一日が終わりますよね。しかし、外で友達や知り合いに会えば、自分自身に向き合うことも出来ます。
子供はすぐに大きくなるといいますが、そんな先のことを考えるよりも、今をどうやってストレスなく赤ちゃんと一緒に過ごせるかということに目を向けてみてはどうでしょうか?
そして他人と比較するのではなく、自分自身の子育てをすることが、自分にとっても赤ちゃんにとっても最適だということを忘れないでくださいね。
管理人より
他人と比較するのは大切だけど、あくまで参考だよね。よりよいものを自分自身で見つけていかないと。