私達は、突然「待ち人」になり、先の見えない現実に突き落とされました。
そして、子育てが一番大変な時期になりました。
本日は、私と同じ境遇に立たされた方に向けてお話したいと思います。
目次
片親の世帯の子育ては何倍も大変!仕事と両立する方法や対策をご紹介
私は、突然「待ち人」になりました。
「待ち人ってなんなの?」と思う方もいるでしょうから説明しますね。
ここでいう「待ち人」とは、夫が逮捕され、釈放されるのを待っている状態をいいます。
私達にはまだ小さな子供達が居るのに、いきなり収入がゼロになりました。
「子育てをしなければならないのに、どうやってお金を作ろう?」
夫が身柄を拘束され、周囲に頼れる人が居なくなり、子供もすぐに保育園に入れるとは限りませんでした。
しかも、周りには同じ境遇の方も居なければ、弁護士を雇うお金さえ持っていませんでした。
私1人で子供達を守っていかなければいけませんでした
子育てをしなければいけないので泣いている暇もなく、時間だけが過ぎて行く毎日でしたね。
「育児と仕事を両立できるのか」凄く不安でした。
私の実家は車で10時間程の距離にあり、周りに頼れる人も居なかった私は、悩んだ末に拘束中の夫と離れて実家に戻りました。
「とにかく働かなければ!」もうお金も持っていませんでした。かなり引越し費用などを節約して無事に実家には戻れました。
しかし、子供達は慣れない環境だったためか熱発したり入院したりを繰り返しました。
子供の入院費などにお金が必要だったので、昼も夜も働き、体重が5キロ近く落ちました。
一言では語れないくらい、大変な時期でした
夫の裁判となれば、また夫のいる場所に行かなくてはなりませんでした。
往復で約3万程の交通費、ホテル代、夫へのお金の差し入れなど、家族全員を支えなければならない立場になり、夫が出所するまでの間がむしゃらに働いてきました。
子育てと仕事を両立させることは、一人ではできませんでしたね。実家の母の協力の下に、それは成り立っていました。
子供1人が入院してしまうと、私は付き添いになるので家には帰れませんでした。
到底、一人ではやっていけませんよね?増して、夫が居ない状態では尚更です。
本当に泣きたかったですね。
家庭事情でお悩みの方へ!母子家庭の生活で困ったときの対処法
まずは、夫と離婚について話し合うことをオススメします。
大抵は、事件の内容によっては偽装離婚をする方も多いと思います。なぜなら、1年以上の刑が確定しないと児童扶養手当が貰えないからです。
1年未満の刑だと母子家庭として認めてもらえません。ちなみに、私は離婚しませんでした。
「子供達の保育園などはどうなるの?」といった疑問が生まれますよね。
役所で保育園の手続きをする際、「在監証明」を発行してもらって一緒に提出すれば母子家庭の扱いにしてくれます。
しかし、役所によっては対応が違うので、確認をとってみた方が良いです。
在艦証明って何?
「在監証明って何?」と思う人もいるでしょうから説明しますが、これは夫が収監されていることを証明するものです。
在監証明は、夫の保険証を失効するためにも使います。
自分達にとって不必要な物は排除していかなければ、お金は幾らあっても足りなくなってきます。
収監されていても、私の夫である以上、私には夫を支えていく義務があります。刑務所には、刑務所内だけのルールもあり、夫にも幾らかお金がかかります。
1年以上の刑が確定している場合は、早急に児童扶養手当の手続きをオススメします!
児童扶養手当にも調査があり、その調査には時間がかかるため、早く手続きをしないと貰えるのが遅くなってしまいます。
今の世の中は何が起こるか分からず、いきなり「待ち人」になる方も少なくありません。
特に子供がいるご家庭にとっては、すごく大変なことだと思います。
まとめ:子育て事情で大変な方へ!辛い時期を乗り越えて前へ進もう
この件で私は「離婚しようか」とすごく迷いました。
しかし、夫は子供達の父親であって、それは一生変わりようがありません。私は、子供たちにとって父親が必要だと思い、結局離婚に至ることはありませんでした。
やがて「待ち人」も終わりましたが、振り返ってみると、大変な事ばかりで自分を見失いそうになる時もありました。
しかし、離婚せずに「待ち人」をすることができたのも子供達の存在があったからで、そのおかげで仕事も育児もすることができました。
どんなに辛くても、逃げ出したくなった時も、「夫はいつか帰ってくる」「この状態が終わる日がある」と思って頑張ることができました。
結婚するということは簡単に離婚できるものではないということ
結婚するのも離婚するのも簡単ですが、簡単には夫を捨てられないということです。
私が夫を見捨ててしまえば、子供達から父親を奪ってしまうことになります。
子供達が「父親なんて要らない」と言っていたら見捨てていたかもしれませんが、そうではない限り、私は子供から父親を奪うことなんてできませんでした。
「苦労かけやがってー!」と心では思いましたが、これも自分に与えられた試練なんだなと!
母の協力の下、育児も仕事もきちんと両立し、夫をちゃんとした環境に迎え入れることができました。
今では、バシバシ働いてもらってます。私が言えることは、「離婚するもしないも自分達次第」ということです。
離婚しなくても再スタートは可能
「夫なんて要らない」と言ってしまえば元も子もないですが、苦労した分だけ幸せは返ってきます。
今泣いている方!辛いのは最初だけです。
夫といきなり離れるのは不安ですし、辛いのも分かります。
しかし、子供達がいると泣いてる暇もなく時間が過ぎ、いつのまにかその生活に慣れます。
夫が居ないことが当たり前になり、育児と仕事に追われる毎日になります。
泣いていても仕方ないんですよ!
前に進みましょう☆
管理人より
旦那さんとか、身近な人が逮捕されるって尋常じゃないよねぇ…。