カフェインと聞くと大体の方がコーヒーを連想すると思います。
もちろんコーヒーにもカフェインは入っており、100㎖あたりの量に対してカフェインが含まれている量というのはコーヒーが一番です。
コーヒー以外にもコーラや緑茶、紅茶、ウーロン茶、抹茶、ココアなどにも多く含まれています。
- では一体なぜカフェインを摂取しすぎると良くないのか?
- どのくらいなら摂取しても良いのか?
- 摂取しすぎたらどうなるのか?
などをここでは詳しく説明していこうと思います。
目次
カフェインの取りすぎには要注意!摂取量によって起こる症状とは!?
カフェインには取りすぎると良くないと言われていますが、カフェインを摂取することでメリットもあります。
一つ目は、朝にカフェインを摂取すると覚醒作用が働き目が覚める。
眠くなると人間はアデノシンが分泌されます。それをカフェインで抑制することによりすっきりさせるという働きです。
二つ目は解熱鎮静作用があり、血管の収縮作用により頭痛を緩和させるといったものです。
頭痛があるときは血管が拡張しているため、カフェインをとることによって血管を縮小させるというものです。
三つ目はカフェインを摂取するとトイレにいく回数が増えると思います。これもカフェインの効果によるものです。
それによって脂肪の代謝を働かせ、分解し活性化させるという働きもあります。
余談としてシミの防止効果もあると言われています。カフェインには抗酸化作用があり、メラニンを抑制させる働きがあります。
これにより、シミ予防ができるという仕組みです。
安全な摂取量はどのぐらい?
しかし、これだけメリットをあげても摂取しすぎると副作用や体に色々な症状が出てきます。
カフェインの安全な摂取量としては体の大きさや体重によって異なりますが、
- 体重が40kgの人が一度にとる量は120㎎、一日で228mg。
- 体重が60kgの人が一度にとる量は180mg、一日では342mg
と欧州食品安全機構で紹介されています。
身近な症状が出やすい!カフェインによる副作用とは
カフェインを過剰摂取することによって体への副作用が出る場合もあります。
上にもあげたようにカフェインには頭痛を抑える効果もあります。
しかし、毎回頭痛がするからといってカフェインを常用しすぎると、頭痛が起こりやすくなります。
また実際に脳の病気だったとしてもカフェインを繰り返し飲んで痛みを和らげていたら、原因を突き止めることが難しくなります。
また、たばこを吸っていない人であってもカフェインの過剰摂取により膀胱がんのリスクも高くなります。カフェインには利尿作用があります。
こまめにトイレにいける人であれば特に問題はありませんが、そうでない人は特に膀胱炎や膀胱がんに注意しましょう。
特に女性は膀胱炎になりやすいので、適度な量を飲むということとこまめにトイレにいくことをおすすめします。
カフェインのデメリットとして、過剰摂取は不安症や不眠症・胃のむかつきなどを引き起こす原因にもなっております。
カフェインは意外と危険!?まれに起こる中毒症状をご紹介
カフェインの摂取が辞められず、また小さい子供がエナジードリンクを飲み過ぎて死亡するというケースもあります。
これは完全なカフェイン中毒からなるものです。
カフェイン中毒は
- 焦燥感
- 神経過敏
- 不眠
- 顔面紅潮
- 頻尿
- 興奮
- 悪心
- 頻脈
の項目から診断されます。このうち5つ当てはまれば要注意です。
さらに仕事や社会生活に支障がきたすようになるとカフェイン中毒にあてはまあります。
うつやパニック障害・不安障害などが持病である人にはカフェイン中毒になりやすいので気を付けましょう。
精神的な症状として幻聴や幻覚・おちつきがないなど精神的に安定しなくなり、ひどい場合には自殺行為をすることもあります。
また身体的には痙攣をおこしやすくなったり、歩行が困難になったり吐き気なども出てきます。
こうなるとカフェイン中毒として重症化の部類になりますので、早めに病院で治療をすることをおすすめします。
カフェインレスのコーヒーとは!?カフェインの摂取量削減にオススメ
妊婦さんや授乳中の方などでカフェインを控えている方は病院でよくカフィンレスコーヒー(デカフェとも言います)をおすすめされます。
今は手軽にコンビニやカフェでもカフェインレスを手にすることができます。
一日にとるカフェインの摂取量を越えてしまったり、最近カフェインを取りすぎたりしているなと思う方はカフェインレスコーヒーを試してみてください。
味も普通のコーヒーとあまり変わりありません。
またコーヒー以外にもカフェインフリーである飲み物といえば、麦茶です。
温かくして飲むこともできますし、妊婦さんやお子様にはおすすめです。あとはお水や白湯が一番体には良いでしょう。
まとめ:カフェインの効果を理解しよう!摂取量は控えめに
カフェインには最初にあげたようにメリットもあります。
しかし、過剰摂取することにより体や精神的にもデメリットをあげることもできます。
自分で一日にとる摂取量をしっかり考え、飲み過ぎてしまったらカフェインレスのコーヒーにしてみたり、麦茶・お水などに変えたりして上手くつきあっていきましょう。
管理人より
デカフェけっこう好き!夜飲むと眠れなくなっちゃうから、意識してデカフェにしたりする。