私の息子は、出汁好きです。
- 「煮物」
- 「お味噌汁」
- 「茶碗蒸し」
- 「お浸し」
などなど。とにかく出汁の味がする食べ物が大好きで、出汁味にすれば食べ物の好き嫌いなく何でも食べてくれます。
それは、息子がまだ離乳食だった時から、出汁だけはこだわって毎日毎日とり続けた結果ではないかと思っています。
是非とも基本の出汁だけはとり方を学んでいただきたいと思う限りです。
目次
まず、出汁の種類とはどんなものがあるの?
昨今、スーパーに行くと多く見られるようになったのが「だしパック」や「だしの素」。
その種類は豊富で、
- 「カツオ出汁」
- 「煮干し出汁」
- 「昆布出汁」
- 「あご出汁」
など、各種取り揃えられるようになりました。
手軽に美味しい出し汁が作れるこれらの商品は、
- 「きちんと出汁を取った味噌汁を作ってあげたい」
- 「けど毎日鰹節や昆布から取るのでは時間が掛かり過ぎる。」
- 「材料を揃えておくのも大変」
というお母さん方にも人気で、毎日の食卓に欠かせないという方も多いことでしょう。
小さなお子様には是非とも素材の味を!
また、「自分自身が小さな頃からだしの素で育っていて、ちゃんとした出汁の取り方を知らない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「だしパック」や「だしの素」などの商品は確かに便利で、最近の物はプロの料理人顔負けの旨みが出せる商品も多くあります。
しかし、大抵の物には化学調味料や塩分が多く含まれており、小さなお子さんには不向きだともいえます。
「できれば子供には素材の味が生きた味噌汁を飲んでもらいたい!」
そこで今回は、家庭でも手軽で簡単に取れる「基本出汁の取り方」について紹介したいと思います。
出汁も材料によって取り方が全然違う!基本の3種類をご紹介!
それでは、まずは基本的な出汁の取り方からご紹介しましょう。
出汁の取り方は、各家庭によってこだわりがあります。
出し汁には、
- 「カツオ出汁」
- 「煮干し出汁」
- 「昆布出汁」
の三種類があり、好みでこれら3種類の出汁を合わせた「混合出汁」があります。
まずは、それぞれの出汁の取り方について説明していきます。
カツオ出汁
出汁の風味を活かした和食の基本的な味付けとなる出汁の取り方です。
- 水・・・1リットル
- 昆布・・・10g
- 鰹節・・・10g
- 昆布をキッチンペーパーで軽くふき、水を入れた鍋に浸す。できれば前日の夜から浸しておくと良いでしょう。少なくとも30分程度は浸したいところです。
- 昆布を入れた鍋を弱火で熱する。10分ほどかけて沸騰する直前まで熱します。
- 昆布を取り出し、火を消す。
- 昆布を取り出した鍋に鰹節を入れ、中火にかける。再び、沸騰する直前まで熱します。
- ザルなどを使って出汁を漉し、鰹節を取り除く。
煮干し出汁
煮干し出汁は味噌汁には欠かせない基本の出汁です。昆布出汁と組み合わせることで風味が増します。
- 水・・・500ml
- 煮干し・・・10g
- 煮干しの頭と内臓を取り除く。煮干しの雑味が取り除かれ、スッキリとした旨みが出ます。
- 煮干しを鍋に入れ、一晩おいておきます。
- 水とともに火にかけ、灰汁を取りながら3~4分煮て、静かに濾す。
昆布出汁
昆布出汁は、水に浸しておくだけなので、一番簡単な出汁の取り方だといえるでしょう。
- 水・・・1リットル
- 昆布・・・10g
- 水出汁の場合は、最低でも3時間は昆布を水に浸しておく(できれば一晩以上)。
- 煮出す場合は、最低30分は煮出し、その後弱火にかけて沸騰する直前まで熱する。
- 火を止め、昆布を取り除く。
出汁の取り方を簡単にしたい!面倒な作業を楽にするコツとは?
ここまで読んで一番「面倒」と思われたのは「出汁を濾す作業」ではないでしょうか?
そこで、もっと簡単に出汁が取れる方法について紹介したいと思います。
コーヒードリップを使う
- 「カツオ出汁を濾すのが面倒」
- 「味噌汁2杯分の出汁しか要らない」
という方にお勧めなのが、コーヒードリップを使った出汁の取り方。
ドリップの中にキッチンペーパーを敷き、鰹節を入れるだけでOK。あとは薬缶やポットを使い、ゆっくりとお湯を注ぎます。
出汁を出し切った鰹節は、キッチンペーパーと共にゴミ箱へ…。後処理が簡単なため、忙しい朝でも楽ちんな出汁取り方法です。
お茶パックを使って「自家製出汁パック」を作る
煮干しや昆布を砕き、鰹節と一緒にお茶パックに入れます。
これは、フードプロセッサーなどを使って粉砕してもOK。
分量の目安は、
- 「(粉砕した)鰹節:大さじ2」
- 「(粉砕した)煮干し:大さじ1」
- 「(粉砕した)昆布:大さじ1/2」
です。これを1リットルの水を入れた鍋に入れて熱し、沸騰したら取り除きます。
これだけで簡単「自家製出汁パック」のできあがりです!
作った出汁パックは、冷凍庫で保存可能。2~3か月は日持ちするので、時間を見つけて作ってみてはいかがでしょうか?
まとめ:出汁の取り方は意外と簡単!基本を知って親子で実践!
以上、出汁の基本的な取り方について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
「出汁を取るのって意外と簡単だな!浸しておくだけで良いの?」と思われた方も多いことでしょう。
そうなんです!!意外と出汁の取り方は簡単。
味噌汁を作ろうと思ったら、前日に昆布と煮干しを水に浸して置けば、立派な出汁が取れてしまうのです。
我が家では、この仕事は子供にやらせています。毎晩寝る前に「明日のお味噌汁の準備して!」とお願いし、子供の口に1本煮干しを。
そして、子供は煮干しと昆布を鍋に…が恒例行事となっています。
子供の「食育」のためにも、ぜひ基本の出汁作りをやってみてはいかがでしょうか?
管理人より
前に間違ってだし入ってない味噌汁のんだ時に「なにこれ?!」ってなったけど、かつおぶし入れるだけですごくおいしくなった。出汁は大事だし。