人は一生の1/3を眠って過ごします。
良い睡眠を得るためには、どのようにしたら良いのでしょうか。
- 布団を干すとどんなメリットがあるのか知りたい
- 汚れてしまった布団はどうしたら良いの?
天気の良い日が続いて、布団干しをしようとした際上記のような疑問を持たれる方がいらっしゃるかもしれません。
今回この記事では、「布団の正しい干し方」についてまとめました。
布団を干すときの参考にお読みください。
目次
布団はなぜ干さなければいけないのか?干した際のメリットとは
人は寝ている間に200mlもの汗をかいているんです。
布団の内部には湿気がたまります。
放っておくとカビが発生したり、ダニの温床になったりと大変な事態になるんです。
<正しい布団の干し方>
・時間帯
午前10時~午後3時ころ
布団は湿気を吸いやすいので、朝早くや夕方まで干すと湿ってしまいます。
前日が雨ならば、翌日が晴天であっても干すのは見合わせましょう。
・布団の材質で時間と回数が違う
綿布団 ⇒2~4時間(週2回)
合繊布団⇒1.5~3時間(週1回)
羽毛布団⇒1時間(月1回)
※上記は敷き布団の目安です。
掛け布団は1~2週間に1度くらいを目安に行いましょう。
羽毛布団や羊毛布団は直射日光に干すと傷みの原因になります。
風通しの良い室内で陰干しをしましょう。
陽射しの強弱があるので、季節によって干す時間の調整が必要です。
・両面を干す
肌に触れる面は長めに干して、途中裏返して両面を干して乾燥させます。
・シーツやカバーは外さない
直射日光に当たると日焼けや傷みに繋がります。
シーツやカバーはつけたままで干しましょう。
・布団を強く叩かない
布団を強く叩くと、中綿の繊維がつぶれてしまうのです。
表面のホコリを払うくらいに軽くします。
・布団干し袋 150cm×210cm
・布団干し袋 190cm×210cm)
・布団を敷きっぱなしにしない
睡眠中にかいた汗を吸収した布団は湿気でいっぱいです。
布団干しができない場合は、布団をめくっておくだけでも違います。
風通しを良くしておきましょう。
汗がついている部分を狙って扇風機を当てるのも効果的です。
布団を竿のようなものにかけると湿気を逃しやすいですが、床などに置くと湿気が逃げていきません。
汚れてしまった布団のお手入れはどうしたら良い?
布団に汚れを漬けたままにしておくと、変色が進んだり異臭の原因になったりします。
布団の内部まで染み込んでしまうと、雑菌やダニが繁殖してしまうこともあるので、早めの処置が肝心です。
<シミ取り>
1.濡らしたタオルに酵素系漂白剤か消毒用エタノールをしみこませる。
2.叩いて布団に薬剤を浸透させる。
※シミの周辺から中心に向かって進めていく。
3.タオルをすすいで固く絞り、薬剤を拭き取るようにトントンと叩く。
4.乾いたタオルで水分を拭き取って完了。
・酵素系漂白剤 750g
・消毒用エタノール 500ml
<クリーニング業者へ依頼>
汚れ具合や布団の種類によっては、自分でシミ取りをせずにクリーニング業者へお願いするのが安心です。
適切な対処ができないと布団の寿命を縮めることにもなりかねません。
<黄ばみ>
1.ぬるま湯に浸し、絞ったタオルで黄ばんだ部分をトントンと叩くようにして濡らす。
2.ぬるま湯の中に中性洗剤と酵素系漂白剤を適量溶かし、タオルを浸す。
3.液に浸したタオルを絞り、黄ばんだ部分を叩くように拭く。
4.きれいなぬるま湯につけて、絞ったら布団の洗剤を拭き取る。
5.乾いたタオルで、濡れた部分を叩いて水分を取る。
6.風通しの良い場所に干す。
<血液>
布団に血液が付いた際に、お湯は使わないことです。
血液にはタンパク質が含まれていて、熱を加えると汚れが落ちにくくなります。
まずは洗面器に水かぬるま湯を入れて、汚れた部分を浸けておきます。
漬け置きしても効果がない時や漬け置き洗いができない布団の場合は、洗剤で部分洗いをしてください。
タンパク質汚れは酵素系のものや、酵素入りのアルカリ性洗剤が効果的です。
・スーパーナノックス
・アタック 抗菌スーパークリアジェル
<おねしょ>
おねしょをしてしまったときは、水分を取ることが大事です。
スプレーボトルにクエン酸水(クエン酸水小さじ1に水200ml)を入れ、シミになっているところ全体にスプレーします。
5分ほど放置後、乾いたタオルを押し当てて水分を拭き取ります。
シミが取れるまでこの工程を繰り返してください。
きれいにシミが取れたら、布団を乾燥しましょう。
・クエン酸
・クエン酸スプレー
<カビ>
布団に黒いシミがついている場合はカビの可能性があります。
布団は敷きっぱなしにすると、裏側にカビの発生が見られることもあるので注意しましょう。
1.重曹スプレー(重曹大さじ1にお湯100ml)をかけ5分ほど放置しておく。
2.カビ部分を歯ブラシなどで軽くこする。
3.ティッシュやキッチンペーパーで上から叩くように拭き取る。
4.エタノールをスプレーする。
5.エタノールを染み込ませるようにティッシュやペーパーで叩いて水分を拭き取る。
6.しっかり乾燥させる。
※広範囲にカビができていたり、カビを除去しきれなかった場合はクリーニングに出しましょう。
・重曹
・重曹スプレー
まとめ:布団干しは湿度が低く風通しのよいところで!
お天気の良い湿度の少ない日に風通しの良い場所に布団を干すと、湿気も取れてふっくらと厚みや柔らかさが増して心地よいです。
そんな布団で眠れたら、1日の疲れもなくなってしまいます。
定期的に布団干しをして、良い睡眠環境を作りましょう。