緑茶は大きく8種類に分かれています。おいしく飲むためには、それぞれのお茶に適合した温度があるんです。
とはいっても、どれくらいの温度でお茶を入れるとおいしくなるのかわかりにくいですよね。
- 熱いお湯で飲むお茶は何がいいのか知りたい
- お水は水道水でも大丈夫?
緑茶をいれようとした際、上記の疑問を持つ方がいらっしゃるかもしれません。
今回この記事では「緑茶をおいしく入れるコツ」についてまとめました。
この記事を見るだけでおいしい緑茶の入れ方がわかりますよ。どうぞ参考にお読みください。
目次
緑茶の種類はいったいどれくらいあるの?おいしい入れ方についても知りたい!
緑茶とは無発酵茶のことで、下記の種類があります。
それぞれのお茶の特徴と入れ方は下記の通りです。
- 煎茶
- 玉露
- 抹茶
- かぶせ茶
- 番茶
- ほうじ茶
- 釜炒り茶
- 玄米茶
烏龍茶は半発酵茶で、紅茶は全発酵茶です。
<煎茶>
最もポピュラーなお茶で、爽やかな香りやうま味・渋味をもつのが特徴です。
- 茶葉4g(ティースプーン2杯)を急須に入れる。
- 90~100℃のお湯を急須に注ぐ。
- 約30秒浸出させてから、湯のみに均等に注ぐ。最後の1滴までしぼり切る。
※上級煎茶の場合は渋みを抑えてうま味を出すために、80℃のお湯を一度各湯のみに入れてから急須に入れます。
<玉露>
玉露は被覆(ひふく)という日光を遮る工程(20日間以上)の元で、甘味やうま味を豊富にもっているのが特徴です。
- 茶葉を入れていない急須にお湯を注ぐ。
- 急須から各湯のみにお湯をそそぎいれる。
- 茶葉10g(大さじ2杯)を急須に入れる。(3人分)
- 湯のみのお湯を茶葉の入っている急須に戻す。
- 約2分(上玉露は2分半)おいて茶葉が完全に開いている状態を確認してから湯のみに注ぐ。味が均一になるように回し注ぎする。最後の1滴までしぼり切る。
<抹茶>
玉露と同様に被覆を行った茶葉は揉まずに乾燥後に石臼で碾いて粉末状にしたものです。
抹茶には薄茶と濃茶の2種類あります。一般的に飲まれる抹茶は薄茶で、サラッとした口当たりが特徴です。
- 沸かしたお湯をお茶碗に入れて、温めておく。
- お茶碗に入れたおいたお湯を捨て、茶さじ1杯半(1g)を入れる。
- 約80℃のお湯50mlをゆっくり、静かにお茶碗に注ぐ。
- 茶せんを前後に素早く動かしてお茶を点てる。細かい泡が立ったら出来上がり。茶せんを取り出す際は、「の」の字を書くようにする。(最初は茶せんで底から点て、徐々に上の方を点てていくと底に抹茶が残らず、泡が立ちやすい)
<かぶせ茶>
玉露と抹茶のように被覆栽培を1週間前後行い、収穫後の工程は煎茶と同様になります。玉露と煎茶のいいとこ取りのお茶です。
玉露のような香り・うま味と煎茶のような爽やかさを楽しめます。
- 急須にお湯を入れる。
- 急須から各湯のみに注ぐ。
- 茶葉10g(大さじ2杯)を急須に入れる。(3人分)
- お湯を急須に入れて2分ほど待つ。
- 湯のみに均等に注ぎ、最後の一滴までしぼり切る。
<番茶>
新芽ではない硬い葉や選別後の育ちすぎた茶葉(遅れて摘まれた茶葉の意味の晩茶)を炒って作ったもの。
うま味や甘味は少ないがさっぱりしていて、カフェイン含有量は相対的に少なくからだに優しいお茶です。
- 急須に茶葉小さじ山盛り3杯を入れる。(3人分)
- 熱湯をそのまま急須に入れる。
- 10~15秒おいて、湯のみに均等に回し注ぎ入れる。最後の一滴までしぼり切る。
<ほうじ茶>
ほうじ茶は煎茶や番茶を強火で焙煎し香ばしい香りを特徴です。焙煎の香りがリラックス効果にもつながると言われています。
高温で焙煎するためカフェインが減少し、苦味や渋味も抑えられ子どもやお年寄りまで飲める人気のお茶です。
- お湯を急須と湯のみに入れて温めておく。
- 急須のお湯を捨て、茶葉1人分3gで人数分入れる。
- 熱湯を急須に注いで30秒ほどおいておく。
- 湯のみのお湯を捨て、急須のお茶を湯のみに回し注ぐ。
<釜炒り茶>
釜炒り茶は煎茶や玉露の蒸す工程を窯でかくはんしながら乾燥させたお茶です。釜香(かまか)と呼ばれる香ばしい香りと風味を持っています。
- 急須に1人分2gの茶葉を人数分入れる。
- お湯(80~85℃)を急須に入れ、30秒ほど待つ。
- 湯のみに均等になるよう回し注ぎ入れる。
- 最後の一滴までしぼり切る。
<玄米茶>
玄米茶は爽やかな香りとうま味・甘味。渋味が特徴的です。
- お湯を湯のみ8分目まで注いでおく。
- 急須に1人分4gの茶葉を人数分入れる
- 。
- 熱湯を入れ、約30秒待つ。
- 湯呑に均等になるよう回し注ぎ入れる。
- 最後の一滴までしぼり切る。
※玄米茶は一回にたっぷりの茶葉を使用し、こまめに茶葉の取り替えをしてください。
おいしいお茶をいれるときのお水はミネラルウォーターがいい?水の種類について
お茶をいれる際のお水は癖のない、お茶の旨みや渋み・コクをだしてくれるものにしましょう。
・水道水⇒カルキ臭さがある場合はカルキ除去を行って使用しましょう。
・ミネラルウォーター⇒日本の軟水が敵しています。外国産の物は硬水が多いので、お茶の旨みや渋みを出しのには向いていません。
・アルカリイオン水⇒pH値が7程度のものを選ぶと良いです。
※カルキ臭さを取る方法
- 水道水を容器に取り、炭を入れて冷蔵庫に一晩置きます。
- やかんに水道水入れて沸騰させ、弱火で2~3分沸騰させます。
まとめ:ちょっとしたひと手間でおいしいお茶を!家族・友人とティータイム!
少しだけ手間をかけると、味が格別に違ってくるお茶です。
家族が集合したときや、お友達が集まった際にはぜひともおいしいお茶を入れて会話を弾ませてください。