暑いときに汗をかくと、たまらなくかゆくなることはありませんか。
原因はあせもだけではなく、汗かぶれもあるんです。
- あせもと汗かぶれの違いって?
- あせもや汗かぶれになる原因が知りたい
- 汗をかいたときに汗かぶれやあせもにならない予防法ってある?
汗でかゆいと思ったとき、上記のような疑問を持たれる方がいらっしゃると思います。
今回この記事では、「あせもや汗かぶれの原因と予防対策」についてまとめました。
この記事を読むとどのようにしてあせもや汗かぶれが起きて、どのように予防していくと良いのかがわかりますよ。
どうぞあせもや、汗かぶれ対策の参考にしてください。
目次
汗かぶれとあせもの違いってなに?何で見分ける?
あせもと汗かぶれは、どちらもかゆみを伴う症状があります。
どちらも原因は汗ですが、発症するしくみに違いがあるのです。
<あせも>
あせもは通り道が詰まって汗が溢れ出し、かゆみや炎症をもたらします。
汗の通り道に沿って、ブツブツとした赤・白の発疹が出るのでわかりやすいですね。
大量に汗が出る環境下で過ごしたことや、発熱・スポーツ時が原因で引き起こされます。
特に赤ちゃんや子供は汗腺(汗を分泌する腺)の密度が高く、新陳代謝が活発です。その結果汗まみれになってしまい、あせもができやすくなります。
<汗かぶれ>
汗かぶれは、汗に含まれる塩分やアンモニアが肌を刺激して起こります。
接触皮膚炎とも呼ばれて、もともとバリア機能が低下している人に起こりやすいようです。
あせもと汗かぶれの対策と予防法は?皮膚科を受診は?
暑くなってくるとどうしても汗は出てきます。汗は決して悪者ではないのです。
- 体温調節をする
- 乾燥から皮膚を守る
- 皮膚の常在細菌のバランスを整える
上記の働きをするのが汗なのです。上記を踏まえながら、あせもや汗かぶれにならないよう対策をしていきましょう。
<あせもの対策・予防・治療>
あせもの種類には3つあります。
①水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)
皮膚の浅い部分にできるあせもで、小さく透明な水疱ができる状態です。
かゆみやひりひりといった症状がありません。乳幼児に多く見られるのが特徴です。
②紅色汗疹(こうしょくかんしん)
小さな赤い水疱ができる、よく知られた種類のあせもです。
かゆみやヒリつきをともなう場合もあります。
③深在性汗疹(しんざいせいかんしん)
深在性汗疹は汗の通過する管が詰まり、表面に汗を放出できなくなる状態です。
かゆみを伴わない小さな水疱を作ります。
体内に熱がこもって熱中症の症状が現れる場合もあるため、注意が必要です。
<自分でできるあせも対策>
- 汗をかきすぎないように空調の調整をする
- 通気性の良い服装にする
- 汗をかいたら濡れタオルで汗や汚れを拭き取る
- ぬるめのシャワーを浴びて皮膚の清潔を保つ
いくら対策をしていても、あせもはできてしまうことがあります。
薬を使って早めの対処をしましょう!
・ノンステロイド イハダプリスクリードD14ml
<汗かぶれの対策・予防・治療>
汗かぶれは部位全体が赤みを帯びたり、かゆみが出たりします。
暑いといっそうかゆみが増しますよね。
<自分でできる汗かぶれ対策>
- 肌の清潔を保つ
- 保湿効果の高いスキンケア化粧品やボディクリームを使う
- 外出時には日焼け止めを塗る(紫外線はバリア機能にダメージを与えるため)
- 十分な睡眠や栄養バランスの取れた食生活を心がける
かゆみがあるときには、肌を冷たくしたタオルで冷やすのが効果的です。
ひどいかゆみの際には、かゆみ止めの薬も使用してみましょう。
・フルコートf5g
まとめ:大人も子供も暑い夏には汗の対策を万全に!
暑くなってくると、汗はひっきりなしに流れ出ます。
汗をかいたあとはこまめに処理をして、肌トラブルを回避しましょう。
水分補給も忘れずに。