飲み終わったコーヒーや紅茶・緑茶はそのまま捨てずに再利用ができるんです。
とはいっても、どんな使い方があるのかわかりにくいですよね。
- コーヒーの再利用方法を知りたい
- 紅茶のでがらしを再利用できないか教えて
- 緑茶を出し終わったあとの出がらしって何かに使える?
飲んだあとのコーヒー かす や茶葉を見て、何かに使えないものかと感じる方がいらっしゃると思います。
今回この記事では、「コーヒーや紅茶・緑茶の飲み終わったあとの再利用」についてまとめました。
この記事を見るだけで、そのまま捨てていたのはとても勿体ないと痛感するでしょう。
ぜひこの記事を参考に試してみてください。
目次
コーヒーかすの再利用の方法は?さまざまな効果盛りだくさん!
コーヒー かす は乾燥させてから使います。
再利用の方法は下記の通りです。
1.消臭剤・脱臭剤
2.肥料・堆肥
3.除草
4.虫よけ・猫よけ
5.靴磨き・金属磨き
具体的にどのように使うと良いのか説明していきます。
<消臭剤・脱臭剤>
コーヒー豆の表面にはたくさんの小さな穴が開いていて、活性炭と同じ多孔質構造がニオイを吸収するのです。
特にコーヒー抽出後の かす は水分を含むことで吸収効果がプラスされ、活性炭の5倍の脱臭効果になります。
コーヒー かす の脱臭効果は抽出直後のものも抜群の効果ですが、カビが発生しやすいので注意しなくてはなりません。(使用期間の目安は2日程度)
消臭・脱臭効果を長持ちさせるには、コーヒーかすを乾燥させてから使用するのがおすすめです。
※乾燥方法
・風通しの良い日当たりの場所で自然乾燥
・フライパンで水分がなくなるまで炒る
・ラップせずに電子レンジで水分を飛ばす
<肥料・堆肥>
コーヒーかすには窒素が含まれているので、そのまま土に混ぜ合わせてはいけません。(大きくなろうとする植物の成長を窒素が邪魔してしまう)
腐葉土や米ぬかを混ぜて肥料を作ります。
・作り方
1.ダンボールの底をガムテープで固定し、新聞紙(2~3日分)を敷き広げる。(下にこぼれないよう念入りに新聞紙を重ねる)
2.腐葉土をダンボールの7分目まで入れ、乾いたコーヒーかすをいれていく。(米ぬかを入れる際は、腐葉土5:米ぬか3の割合でよく混ぜ合わせておく)
3.ダンボールの上を古いタオルで覆って、雨や虫が侵入しないようにする。
4.下に桶や鉢を逆さまに設置してからダンボールを置く。(通気性を良くするため)風通しの良い場所に置く。
5.発酵促進させるために、毎日混ぜ合わせて空気を中に取り込むようにする。コーヒーかすの追加は、上限を1日1回500gまでで混ぜ合わせる。
※コーヒーかすは濡れたまま使用すると、カビの原因になりやすいので注意が必要。
<除草>
コーヒーかすには植物育成を阻害する窒素が含まれています。
そのため雑草の繁殖を防ぐのです。
使い方は至ってかんたんで、雑草を抑えたい場所にコーヒーかすを撒くだけ。
<虫除け・猫よけ>
コーヒーの香りは昆虫やナメクジ・カタツムリや猫が嫌う香りです。
家の周りや外壁付近にコーヒーかすを撒いておくと、虫除けや猫よけになります。
乾燥させたコーヒーかすを耐熱容器に入れて、火を点けて煙にしても効果的です。
<靴磨き・金属磨き>
コーヒーかすには油分が含まれています。
靴磨きや金属磨きに適したツヤを出してくれるので、ワックス代わりとしてして使用出来ます。
乾燥させたコーヒーかすを布製の袋に入れて、優しく磨くだけです。
・マーナ コーヒーかす消臭ポット
紅茶を飲んだあとの葉はどんなふうに再利用できる?
紅茶の出がらしはどんな再利用ができるのでしょうか。
今までそのまま捨てていた方は、自分にあった再利用法を探して実践してみるのもよいですね。
・出がらしうがいで風邪予防
・消臭グッズ
・肥料
・お菓子作りや料理のアイテム
・美容アイテム
<うがい液>
出がらしをもう一度淹れて、うがい液を作ります。
紅茶には殺菌効果が確認されているので、ウイルスの侵入経路となる喉を紅茶うがいで守りましょう。
口臭効果も期待できるので、食後に紅茶うがいでさわやかに。
<消臭>
紅茶には、テアフラビンという成分が配合されています。このテアフラビンが消臭効果や、抗菌力・抗ウィルス力を持っているんです。
優れた抗菌作用により、菌の増殖を抑制し消臭してくれます。
未使用の紅茶でも出がらしの紅茶でも作用は同じです。
出がらしの紅茶をフライパンで乾煎りし、完全に乾燥したらお茶パックに入れて使用してみてください。
2週間程度の効果が持続します。
長期間の放置はカビの発生に繋がる場合もあるので注意が必要です。
<肥料>
乾燥させた茶葉を土の表面に撒くと、植物や野菜の成長を促進してくれます。
一般的な肥料は独特のニオイがあって苦手な方もいると思いますが、紅茶出がらしであればそのようなこともありません。
<お菓子作りや料理のアイテム>
紅茶の出がらしを乾燥させ細かく刻んで、クッキーやスコーン・パウンドケーキに混ぜ込んでみてください。
ほんのり紅茶の香りが残るお菓子のできあがり。
アールグレイはベルガモットの香りがしっかりと残り、美味しさ倍増です。
お菓子作りや料理に使用する場合は細かく刻むことがポイントになります。
<美容アイテム>
紅茶に含まれるハイドロキノンという成分は、シミの原因になるメラニンの生成を抑えてくれます。
その他にタンニンという成分はむくみの軽減や、毛穴を引き締める効果で美容にも期待大です。
・コットン湿布
1.紅茶を淹れ冷やしておく。
2.冷えた紅茶をコットンに含ませて、気になる部分にのせ10分程待つ。
・スクラブ洗顔
1.使い終わった紅茶をティーパックから取り出す。
2.普段使用している洗顔料にひとつまみ加えて洗顔する。
※週に1~2回を目安に洗顔する。出しがらのスクラブ作用で古い角質が除去されます。やり過ぎると乾燥肌の原因になるので注意が必要。
緑茶の出がらしを再利用!どんな使い方があるのか?
緑茶にはカテキンやカフェイン、テアニンやビタミン類が含まれています。
飲んで健康に、出がらしでもさまざまな効果がありそうですね。
出がらしの活用方法は下記の通りになります。
・お茶パック掃除
・消臭
・料理
・美容
<掃除>
お茶パックに出がらしを入れて、シンクや蛇口・まな板といったキッチン周りのお掃除に使ってください。
茶葉には殺菌・消臭効果があるので、お風呂場や洗面台・電子レンジの庫内掃除にも効果があります。
鉄器のお手入れに使うとサビ止め効果もあるんです。
<消臭>
出がらしをフライパンで乾煎りすると、しつこいニオイも消臭できます。
魚焼きグリルにはアルミホイルを広げ、その上に茶がらを広げておけば消臭効果絶大です。
冷蔵庫や靴箱に置くのもおすすめ。
<料理>
茶殻の消臭効果を利用して、魚料理や肉料理の際にはお茶パックに出がらしを入れて使ってください。
魚や肉の臭みを取ってくれます。
細かくした茶がらにごまや鰹節を混ぜ合わせて乾煎りすると、手作りふりかけになるんです。
お好みで唐からしやじゃこ・ごま油を混ぜてもおいしくなります。
<美容>
緑茶に含まれるカテキンの殺菌作用を利用して、洗顔に緑茶を使ってください。
細菌の繁殖を抑え炎症の悪化を防ぎます。
・洗顔方法
1.洗面器にお湯をはり、出がらしの茶葉を入れておく。
2.普段通りに洗顔する。
3.洗面器の出がらし湯で顔を洗う。
4.緑茶洗顔後はタオルで拭き取らずに、極力自然乾燥させる。
まとめ:飲んで美味しく出がらしは再利用のフル活用!
コーヒーや紅茶・緑茶は飲むだけではなく、再利用でも大きな働きを担っています。
そのまま捨てずに再利用してみるのはいかがですか。
自分にあった再利用を探してぜひお試しください。