朝にフルーツを摂るのはとても体に良いのです。
とはいっても、朝フルーツにどんなメリットがあるのかわかりにくいですよね。
- フルーツってどんな栄養素があるの?
- 果糖が多いからフルーツを食べすぎると太らないか知りたい
- 一緒に食べると効果的な食物ってある?
朝にフルーツと摂ろうとした際、上記のような疑問が湧き上がるかもしれません。
今回この記事では、「朝のフルーツを摂ることのメリット・デメリット」についてまとめました。
この記事を読むだけで、朝にフルーツを摂るとどんなにメリットがあるかがわかりますよ。
ぜひ参考にお読みください。
目次
フルーツにはどんな栄養素が含まれているの?朝に食べるときの注意点は?
フルーツにはたくさんの栄養素が含まれています。
- 果糖・ブドウ糖
- クエン酸
- 食物繊維
- ビタミンC
- ビタミンB群
- ビタミンA
- ビタミンE
- カリウム
- ポリフェノール
フルーツの種類によっても、栄養素は多少の違いがあります。
栄養素だけではなくフルーツの香りは、抑うつや疲労回復といったさまざまな症状に効果的です。
<果糖・ブドウ糖>
ブドウ糖とは正式にはグルコースと言い、生命活動を維持するために必要なエネルギー源です。
体内では貯蓄出来ないので、その都度食品から取り入れる必要があります。
全身に速攻でエネルギーを届け、筋肉を正常に動かしたり、脳を元気にしたりするのです。
やる気が出ない、イライラする・集中力が欠けるといった状況は、ブドウ糖が不足しているときかもしれません。
しかし過剰摂取すると血糖値が上昇して、高血糖になるリスクもあります。十分に注意したほうが良いでしょう。
<クエン酸>
クエン酸はミカンやオレンジ・レモンといった柑橘系の果物に多く含まれていて、疲労回復に役立ちます。
鉄の吸収を高めるので、貧血の防止効果もあるのです。
<食物繊維>
食物繊維は便秘予防や糖質・脂質の吸収遅延、悪玉コレストロールの上昇を抑える効果があります。
また果物には、下記2種類の食物繊維が同時に含まれている点にも注目です。
- 水に溶ける水溶性食物繊維
- 水に溶けにくい不溶性食物繊維
<ビタミンC>
ビタミンCには抗酸化作用があります。
鉄の吸収を促進したり、白内障の予防だったり、がんの予防や抗ストレスと非常に幅広いです。
ただしビタミンCは水溶性で加熱に弱く、生のまま食べるのが理想的と言われています。
<ビタミンB群>
ビタミンB群はエネルギーの供給や物質代謝に関与しています。
とくにビタミンB6やイノシトール(ビタミンの一種)は、脂肪やアミノ酸の代謝に関わる成分です。脂肪肝の予防に効果的と言われています。
造血のビタミンと言われる葉酸は成長や妊娠に必要な成分です。
<ビタミンA>
ビタミンAは成長に関わり、妊娠や乳児には特に必要です。
視力を正常に保つ機能があります。
ミカンに多いβークリプトキサンチンは、がん抑制効果が示されているようです。
<ビタミンE>
ビタミンEには過酸化物質の生成を抑制する抗酸化作用があります。
老化防止や高血圧・動脈硬化、心臓病・生活習慣病の予防に効果的です。
※過酸化物質:体内の細胞を覆っている脂質の膜が活性酸素と結び付いて酸化したもの。
<カリウム>
カリウムは体内に摂り入れたナトリウムを、外に出しやすくする働きがあります。
細胞内液の浸透圧を調整し、一定に保つ働きも持っているのです。
不足すると脱力感や食欲不振が起こりやすくなります。
大量に摂取しても体内で調整機能が働くため、過剰摂取になることはまれです。
<ポリフェノール>
果物全般に含まれているポリフェノールは、活性酸素を除去して生活習慣病を予防します。
抗酸化作用やビタミンCの機能を高めて、毛細血管を丈夫にする効果も。
ほかにも出血を防いだり、口臭を予防したりしてくれます。
フルーツは健康に良いが食べすぎると太る?一緒に食べると良い食品は?
フルーツはとても体に良く、手軽に取れます。しかし栄養価やカロリーが高いものもあるので、食べ過ぎは厳禁です。
食べすぎの目安として、フルーツの摂取量は1日200gまでとされています。
また柑橘類やキウイ・アセロラ・いちじくは、光に反応するソラレンという成分があるので注意しましょう。
ソラレンは紫外線の吸収率を高めてしまうため、シミ・そばかすが増える原因となってしまいます。
そしてフルーツだけの朝食では、タンパク質が摂れません。そこでヨーグルトを一緒に食べると、腸内環境改善にも役立つ組み合わせで理想的です。
まとめ:栄養素がいっぱいのフルーツを朝食にして脳の働きも万全に!
手軽で栄養素がいっぱいのフルーツを朝食にしてみませんか。
忙しい方や食欲がないときでも、フルーツなら食べやすいですよね。
生活習慣病の予防を行い、毎日元気に過ごすためにもフルーツを活用してみましょう。