梅雨になり湿度が高くなってくると、カビの問題が発生します。
カビは家や家具、体にも影響を与える大問題です。
- カビが発生する前の予防策を教えて
- カビの発生原因ってどんなことがあるの?
- カビが発生してしまった際の除去策を知りたい
梅雨が近づいてきてカビ対策をと考えている方は、上記のような疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事では、「梅雨時期のカビ発生原因と対処方法」についてまとめました。参考にお読みください。
目次
カビ発生の原因は?カビが発生する前に出来ない対策をしよう!
カビは温度が25℃~30℃、湿度が60%以上と汚れという条件で発生しやすくなります。
特に梅雨時期はカビには好条件となるので、繁殖力が増す時期と考えて早めの対策を講じましょう。
<エアコン>
カビを防ぐには3つのポイントがあります。
・エアコン内部を乾燥させる
送風運転を3~4時間行い、内部を乾燥させることです。
冷房運転後は内部に水分が溜まっていて、カビが発生しやすくなっています。
エアコン内部を乾燥させるには送風運転が効果的です。
※送風機能がない場合
室内温度よりも高い温度設定にして冷房稼働させます。冷房は構造上、どんなに温度を高設定にしても暖かい風は出てきません。
・エアコン内部の清掃
熱交換器やファン、通風路は汚れが溜まりやすく、カビのエサになります。
柔らかい布で汚れを拭き取りましょう。汚れがひどいときは、布にぬるま湯を含ませてよく絞ってから拭き取ります。
※お手入れ方法は、取扱説明書を読んで行ってください。
・エアフィルターのお手入れ
掃除機でフィルターを吸い取るか、水洗いでホコリを取ります。
※自動お掃除機能がある場合は、ダストボックスのホコリを取り除いてください。
・らくハピ エアコンの防カビスプレー
・バイオエアコンのカビきれい
・エアコン用 防カビ消臭
<カーテン>
カーテンは頻繁に洗濯するものではないので、見た目はキレイでも汚れています。
外気の排気ガスや部屋のホコリや匂いを吸着していて、窓のできた結露により湿気を発生しやすいです。
同時に窓もキレイに拭き上げましょう。
・カーテンにカビがはえなくなるスプレー 防カビ 消臭 除菌
・窓まわり・カーテン用カビ止め剤
<浴室>
浴室は水分がなくなるように乾燥させることが重要です。
排水口やシャンプーボトルの底は、そのまま放置しておくとヌメリから始まって赤カビや黒カビに発展していきます。
・浴槽洗いの際に浴室の隅をブラシやスポンジで擦り、シャワーで洗い流す。
・風呂上がりの際に排水口の髪の毛を取り、ブラシを使って擦りシャワーで洗い流す。
上記のことを心がけるだけでも、違ってきます。
浴室は毎日、汚れがひどくならないうちに洗い流しましょう。
・カビ除去スプレー 450ml
・バイオお風呂のカビ予防 (交換目安約6ヵ月)
・ファブリーズお風呂用防カビ剤 フローラル
・ルック お風呂の防カビくん煙剤 フローラルの香り 4g✕3
<キッチン>
キッチンは汚れが付きやすい場所なので、常に清潔な環境を維持したいものです。
カビは25℃~30℃の温度と60%以上の湿度の条件で繁殖しやすいため、キッチンは絶好の繁殖場所になってしまいます。
その上、食品汚れや生ゴミといったカビのエサも豊富です。
・シンク周り
食材のカスや湿気が高めなので、特に気をつけましょう。
三角コーナーや排水溝は常にキレイにするように心がけてください。
・冷蔵庫
冷蔵庫は頻繁にドアの開閉を繰り返すと、庫内温度が上昇してしまいます。
調味料や液だれがあるとカビのエサに格好です。
庫内も常に拭き上げておきましょう。
・調理器具
まな板や洗いのスポンジは注意が必要です。
特にスポンジは水気を切って置いておくようにしましょう。
まな板に黒い斑点ができたら、カビを疑ってください。
・バイオでカビよけ君 シンク下
・台所用カビキラー 除菌スプレー (ASIN:B083ZRGD7F)
<洗濯機>
洗濯機は使用回数が上がるにつれ、汚れが溜まってしまいます。
洗濯槽から黒い汚れや茶色のカスが出てくるようになったら、カビや雑菌が繁殖しているサインです。
・洗濯機のカビ取り方法
塩素系漂白剤やクリーナーを使用する場合
- ごみ取りネットを外す。
- 50℃のお湯を洗濯槽に入れる。(塩素ガス発生の恐れがあるので高温のお湯は使用しない)
- 塩素系漂白剤の洗濯機クリーナー(規定量)を投入する。
- 洗浄コースまたは標準コースでスイッチを押す。
- コース終了後、洗濯機の蓋を開けて乾燥させる。
・塩素系 洗濯槽カビキラー 3本セット
・塩素系 洗濯槽クリーナー 3本セット
酸素系漂白剤を使用する場合
1.50℃のお湯を洗濯槽に入れる。
2.酸素系漂白剤を投入して、洗いコースで5分回す。
3.半日から1日そのまま放置する。(汚れが浮いてくるのを待つ)
4.浮いてきた汚れをごみ取りネットですくい取る。
5.洗いとごみ取りを繰り返す。
6.すすぎと脱水を繰り返す。(キレイな水を入れすすぎ、脱水する)
7.脱水が終わって洗濯槽の汚れがなくなったら、蓋を開けて乾燥させる。
・酸素系洗濯槽クリーナー 3個セット
・酸素系洗濯槽クリーナー
<カーペット>
カーペットはカビが生えても気づきにくく、除去するのも大変です。
そしてカビのエサになる食べこぼしやホコリを吸着しています。
カーペットと床の間は空気が通りにくいので、温度も高くなりがちです。
掃除機をかけるだけではなく、粘着テープも使うように心がけましょう。
食べこぼしには重曹が効果的なので、使ってみてください。
重曹にはタンパク質や油脂のこびりつきを落とす効果があります。
カーペットの上にふりかけ、少し時間をおいてから掃除機で吸い取るだけです。
・重曹 (ASIN:B012YU7FKG)
発生してしまったカビ
消毒用エタノールを希釈(エタノール8:水2)希釈して、スプレーボトルに入れカーペットに噴霧します。
15分ほど放置してから乾いた雑巾で集めるように拭き取ってください。
そのあとドライヤーを使って乾かすと殺菌が完了です。
なるべく湿気と汚れをためないようにしましょう。
カーペットをめくって1時間ほど風に当てるのも効果があります。
<クローゼット>
風通しの悪いクローゼットは、カビ対策が必要不可欠です。
中の衣類はすべて出して虫干しをしましょう。
その間に中は掃除機をかけ、キレイに拭き掃除をしてください。
たまにはクローゼットに向けて扇風機を当てて、風を入れるのも良いです。
<下駄箱>
下駄箱は風通しが悪い上に、湿気も溜まる場所です。
履いてきた靴はすぐ下駄箱に入れないで出しておきましょう。
定期的に靴を出して、中の拭き掃除を行うのも効果的です。
乾燥剤を入れて置くのも効果があります。
まとめ:こまめな掃除と風通しは良くすることを心がけよう!
日頃からこまめに掃除することで、カビのエサを取り除きましょう。
締め切りは避け、扉は開けて風通しを良くするのも忘れずに。
湿気が溜まりやすい場所には、乾燥剤を置いておくのもカビの発生を抑えます。
梅雨時期は特にカビの発生しやすい季節なので、健康被害も心配です。
除湿機や扇風機、エアコンも上手に使って快適のお過ごしください。