これからが旬のさつまいもには、栄養素がいっぱい含まれています。
どんな効果・効能があるかご存知ですか。
- さつまいもにはどんな栄養素が含まれているか知りたい
- さつまいもをたくさん食べるとリスクがある?
- さつまいもの美味しい食べ方を教えて
さつまいもを購入しようとした際、上記のような疑問を持たれる方がいらっしゃるかもしれません。
今回この記事では、「さつまいもの効果と美味しい食べ方」についてまとめました。
この記事を読むだけで、さつまいもはどんな効能があってどんな効果を出すのかがわかりますよ。
どうぞ参考にしてください。
目次
さつまいもをもっと食べよう!嬉しい効果と効能がいっぱい!
さつまいもは8月から11月頃に収穫されて、10月から1月にかけて美味しく食べられる季節になります。
身近にあるさつまいもには、とてもありがたい効果がたくさんあるんです。
<美肌効果>
さつまいもの中に含まれているビタミンCとビタミンE、ポリフェノールが美肌にとても効果的です。
ビタミンCはコラーゲンを作るのに必要不可欠な栄養素で、皮膚や血管を丈夫に保つ働きをします。
さらにビタミンCはメラニンの生成を抑える働きがあり、メラニンが過剰に生成されるとシミの原因になるのです。
<身体の酸化を防ぐ効果>
さつまいもに含まれる栄養素の中に、ビタミンEとポリフェノールが含まれています。
ビタミンEとポリフェノールは、身体の酸化を防ぐ働きがあるのです。
身体が酸化すると、老化現象に拍車がかかり若々しさを保てなくなります。
酸化によって引き起こされる動脈硬化にも、予防硬化が期待できるのです。
<高血圧を予防する効果>
さつまいもの中にはカリウムが含まれています。
カリウムには身体から余分な塩分を排出する働きがあるのです。
血圧低下に効果的なカリウムを意識して摂る事をおすすめします。
栄養素 | 効果 |
ビタミンC | 肌にシミ対策や美肌効果 |
ビタミンE | 生活習慣病の予防 |
ビタミンB1 | 脳のエネルギー源を作る |
カリウム | むくみの原因を排出 |
ポリフェノール・ビタミンC | 抗酸化作用で元気な体つくりのサポート |
βカロテン | 抗酸化作用 |
レジスタントスターチ | 血糖値の上昇を穏やかにする |
食物繊維 | 腸内環境を整える |
ヤラピン・食物繊維 | 老廃物の排出と肌のターンオーバーを促進 |
さつまいもを食べ過ぎると腹痛や下痢を引き起こす?1日の摂取目安量はどれくらい?
健康に効果的なさつまいもですが、食べ過ぎると逆効果になってしまいます。
<カロリー・糖質が高め>
さつまいもは甘みが強く、カロリー・糖質は比較的高い食材です。
さつまいも100gあたり
さつまいもの状態 | カロリー | 糖質 |
生 | 134kcal | 29.7g |
蒸し | 134kcal | 29.6g |
焼き | 163kcal | 35.5g |
さつまいも1本(200〜250g)で、ご飯2杯分のカロリーに相当します。
カロリーも糖質も高めなので、食べすぎには注意が必要です。
<下痢や腹痛を起こす>
さつまいもは繊維質がとても豊富です。
糖分も分解されにくい面もあります。
食べ過ぎたり毎日食べたりすると胃腸に負担がかかり、便が緩くなってしまう場合もあるのです。
胃腸の調子が優れない時には、悪化させる恐れがあるので注意しましょう。
<おならが出やすくなる>
食物繊維は腸の中で分解される際にガスを発生させます。
また充分に消化できなかったデンプンが大腸に到達し、腸内細菌の養分として分解される際にもガスを発生するのです。
さつまいもは腸のぜんどう運動を促進させることと、善玉菌の活性化の相乗効果でおならを大量に発生させてしまいます。
<さつまいもの適切な摂取量>
さつまいもは1日に100〜200gの摂取量が望ましいです。
大学いもやスィートポテトはカロリーや糖質が高くなるので、食べ過ぎないように注意しましょう。
さつまいもの美味しい調理方法と保存方法!冷凍保存も可能?
さつまいもはちょっとひと手間の調理方法によって、より美味しく食べられるようになります。
茹でる | 水から茹でると甘みが増す。弱火でじっくり茹でる。 |
焼く | 低温でじっくり焼く。アルミホイルで包むと焦げにくい。 |
蒸す | さつまいもに水が浸からないようにする。フタを布巾で覆うと水滴が落ちなくて本格的に蒸すことが可能。 |
揚げる | 前もって水にさらして表面のデンプンを取り除く。 |
レンジ | カットしたさつまいもに水大さじ1をふりかけ、ラップをして600w3〜4分で火が通る。 |
<保存方法>
基本的には常温保存がおすすめです。
ですが店頭で売っているさつまいもは洗浄してあるので、常温保存には向いていません。
水がつくと、傷みやすいので洗わずに土がついたまま新聞紙で包み風通しの良い冷暗所で保存するのが望ましいです。
・常温保存
1.収穫後のさつまいもは2~3日かげ干しする。
2.軽く土を払う程度に汚れを落とす。
3.1本ずつ新聞紙で包む。
4.暖ボールや発泡スチロールに入れ、冷暗所で保存する。
・冷蔵保存
1.新聞紙で包む。
2.ポリ袋に入れて、口を軽く閉めて野菜室で保存する。
・冷凍保存
土をたわしでよく落として、水気を拭き取る。
A-1.料理に合わせたカット(スティック状・イチョウ切り・輪切り)をして、冷凍用の保存袋に入れる。→使うときは電子レンジで加熱か、煮物は冷凍のままで鍋に入れて使う。
B-1.洗ったさつまいもを濡らしたキッチンペーパーで包む。その上からラップを巻き、電子レンジ600w5分程加熱する。
B-2.熱いうちに潰して(ペースト状)、冷凍用保存袋に平らにならして空気を抜いて口をしっかり閉める。→使うときは冷蔵庫で自然解凍。電子レンジで加熱して解凍。
・なると金時 3kg
・紅さつま 5kg
・シルクスィート 4kg
まとめ:秋の味覚は栄養素がいっぱい!健康や美容の効果に期待大!
さつまいもは準完全食品で優秀な食材です。
栄養素がバランスよく含まれていて、腹持ちも良く、美容効果も期待できます。
手軽に手に入るさつまいもを、もっと食事に取り入れてみませんか。