生活習慣病の改善や脳の発育や発達に関わる骨ホルモンを知っていますか。
骨を形成する骨芽細胞から分泌されるタンパク質のオステオカルシンです。
- オステオカルシンの働きを教えて
- どのようにすると増やせるか知りたい
最近注目されている若返りホルモンについて、詳しく知りたいと思いませんか。
今回この記事では、「若がえりホルモンのオステオカルシンについて」まとめました。
どうぞ参考にお読みください。
目次
若さをつかさどるオステオカルシンの効果とは?記憶力・筋力もアップする?
2つの細胞が絶妙なバランスを保つことで、丈夫でしなやかな骨が維持されていきます。
破骨細胞⇒骨の破壊
骨芽細胞⇒骨の形成
骨の破壊
⇊(破骨細胞が古い骨細胞を破壊し、カルシウムを血液中に溶かす)
骨の形成
⇊(骨芽細胞が集まり新生骨の形成が始まる)
休止
⇊破壊された部分の穴埋めがなされもとの丈夫な骨に戻る
活性化
(古くなった骨細胞に置き換え骨代謝がスタートする)
上記のサイクルで骨を形成する細胞の骨芽細胞が産生するホルモン物質をオステオカルシンと言います。
オステオカルシンの効果にはどのようなものがあるのでしょうか。
<血糖値の上昇を抑え糖尿病の予防>
膵臓の働きを高めます。
インスリンの合成や分泌を増やし、血糖値の上昇を抑えるのです。
同時に長寿ホルモンと呼ばれるアディポネクチンの分泌も促進します。
<記憶力や認知機能の改善>
脳神経細胞を活性化させて、認知機能を高めます。
記憶力を上昇させるのです。
<筋肉を増強>
骨格筋を増大させます。
筋肉内のエネルギー効率を高めるのです。
<メタボ予防>
体内のメカニズムに働きかけ活性化させます。
よって脂肪を燃焼させてエネルギーに変えるのです。
<活性酸素の産生を抑制して免疫力を上げる>
活性酸素は老化や生活習慣病の一因になります。
その産生を抑制するので、アンチエイジングや免疫機能の向上が期待できるのです。
若返りホルモンの分泌を増やすには?どのような方法があるのか
加齢とともに骨が弱くなり、骨密度は低下し骨質が劣化します。
また高血糖や高血圧、脂質異常症で適切な治療をしないでいると骨量が低下してしまうので早めの対策が必要です。
どのような方法でオステオカルシンを増やしていけるのでしょう。
効率的にオステオカルシンを出す、運動をご紹介します。
<ウォーキング>
週に3~4回ほど3000歩程度のウォーキングがおすすめです。
かかとや大腿骨に圧力を与えて刺激することで、オステオカルシンの分泌を促します。
一気に頑張り過ぎずに、長い目で続けていきましょう。
<椅子スクワット>
1.椅子の前に立ちます。
2.肩幅に開きます。
3.ゆっくりと腰を下ろし、すわる寸前で3秒ほどキープします。
4.その後すわります。
上記の動作を10回繰り返しましょう。
・ウォーキングマシーン
・ステッパー
<かかと落とし>
椅子の背もたれを持って、つま先立ちをして床にトンとかかとを落とします。
これを1日30回以上すると効果的なようです。
やり過ぎでかかとを痛くしないように注意してください。
まとめ:適度な運動で若返りホルモンを分泌させよう!
ハードな運動は長続きさせるのが難しいです。
軽い運動や散歩の気持ちで始めましょう。
長く続けることで健康を維持していきましょう。