夏場は高温多湿になるので、ダニが増殖するのに格好に条件になります。
どのような症状で、どのように処置したら良いのかわかりませんね。
- ダニの種類が教えて
- ダニに刺されたときの症状って?
- ダニの駆除方法が知りたい
体にかゆみや腫れの症状があるとき、上記の疑問を持たれる方がいらっしゃるかもしれません。
今回この記事では、「ダニに刺された際の対処法とダニ駆除」についてまとめました。
この記事を読んで、ダニ対策の参考にしてください。
目次
ダニにはどんな種類がある?室内にいるダニと屋外にいるダニの違い

ダニは大きく分けて室内に発生するダニと野外に生息するダニに分かれます。
<ヒョウヒダニ>
ジュウタンや家具に多く発生し、ほぼ一年中見られるダニです。
このダニの死骸や糞がアレルギーの原因になります。
人を刺すことはなく、20~30℃の温度と60~80%の湿度を好みます。
餌:ホコリ、人のフケ・アカ。
生息場所:カーペット・ベッド・枕・布団・ソファー
体長:0.3~0.4mm
<コナダニ>
梅雨時期から秋口に増殖します。
人を刺すことはありません。
高温多湿を好み、大量発生すると家具や壁が白いカビに覆われているように見えるほどです。
餌:食品(砂糖・乾燥果実・味噌・削り節・煮干し・小麦粉・チーズ・チョコレート・ワラ
生息場所:食品・畳
体長:0.3~0.4mm 体表の後体部に太い毛が生えている
<ツメダニ>
梅雨時から秋口に増殖します。特に8~9月に被害が増加の傾向。
他のダニやチャタテムシを捕食するので、この餌になる虫が多く発生する時期になるとツメダニも大量に発生します。
餌:ダニ(ヒョウヒダニ・コナダニ)・小昆虫
生息場所:カーペット・畳
体長:0.3~1.0mm
<イエダニ>
ネズミや鳥に寄生する吸血性のダニです。
5月頃から9月くらいが発生する最盛期で、暗い場所を好みます。
ネズミや鳥だけではなく、人にも吸血するので注意が必要です。
餌:ネズミ・哺乳類の血液
生息場所:ネズミの体や巣
体長:0.6~1.0mm
<マダニ>
屋外に生息しているダニで、目で見える大きさです。
咬まれたら無理に引き抜こうとしないで、医療機関で処置してもらうようにしましょう。
吸血前は2mm程度の大きさが吸血後には10mmくらいにまでなります。
餌:動物の血液
生息場所:森林や草地
体長:2mm程度
※マダニは日本紅斑熱やライム病、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)といった感染症を引き起こすこともあります。
屋外でのキャンプやバーベキュー、ハイキングの際には皮膚が隠れる長袖・長ズボンの着用やダニよけスプレーを使用しましょう。
衣類にマダニが付着していた場合は、ガムテープを使って剥がしてください。
ダニに刺されたときの症状ってどんな感じ?蚊やあせもとの違い

ダニや蚊に刺されたときと、あせもの際ではどのような違いがあってどのような見分け方をしたら良いのでしょうか。
かゆみや腫れといった症状が出るので判別がつきにくい かもしれません。
<ダニに刺されたときの症状>
ダニに刺されたと判断できる特徴は、かゆくなる場所です。
下腹部や太ももの内側といった皮膚の柔らかい場所を好んで刺します。
・対症療法
ステロイド剤での応急処置がおすすめです。ステロイド成分が痒みと炎症を抑えてくれます。
・ムヒアルファEX 15g
・テラマイシン軟膏a 6g
・リドべートGXゲル 20g
<蚊に刺されたときの症状>
蚊は顔や手足といった露出している部分を刺すことが多いです。
刺されてからすぐ症状が出る即時型反応で、早期にかゆみが現れます。
・対症療法
痒みや刺されたことによる腫れはアレルギー反応です。
痒みを抑えるには冷やすのも推奨します。
反応を抑えるには抗ヒスタミン剤が有効です。
・ラナケインS 30g
・新ウナコーワクール 55ml (ASIN:B01CNF2HO6)
<あせものときの症状>
あせもは汗が汗菅(かんかん)に詰まり炎症を起こし、汗を掻きやすい部位に現れます。
・顔や首
・脇の下
・肘や膝の裏
かゆみのある赤い小さなポツポツや透明の小さなポツポツです。
・対症療法
汗をかいたままで放置せず、ボディシートやウェットシートで拭きましょう。
掻かないようにして、薬を塗って様子を見ます。
5~6日使用しても改善しない場合は医療機関を受診してください。
・ユースキン あせもジェル 140ml
・ユースキン 薬用あせもシート 10枚
ダニ退治の簡単な方法とは?ダニが住みにくい環境作り!

家の中でダニが発生しやすい場所は布団やカーペットです。
生きたまま捕獲するのは難しいので、死滅させて除去しましょう。
<布団を天日干しや布団乾燥機にかける>
ダニは50℃以上の熱で死滅します。
・50℃:2~6時間
・60℃:15分以内
天日干しをする場合
布団に黒い布をかけて高温の状態にします。その後掃除機で死骸を吸い取りましょう。
布団乾燥機を使う場合(ホットカーペット)
商品やメーカーによっては、ダニ退治機能のないものがあります。
50℃以上熱が上がるかを確認してから実施してください。
その後掃除機をかけて死骸は吸い取ります。
・布団乾燥機
<寝具はこまめに洗濯する>
ダニは、皮脂汚れやフケを餌とします。
寝具をこまめに洗濯して清潔な状態を保っていると、餌がない状態なので寄り付きにくい状態になるのです。
ダニ防止加工の布団やシーツなどを使用することも良いですね。
<布団の湿気を抜く>
布団は朝起きたらすぐにたたまずに、湿気を取ることもおすすめです。
ダニは湿気が多い場所と適度な温度を好むので、熱や湿気が抜けてからたたむようにしましょう。
布団の下に除湿シートを置くのも効果的です。
・除湿シート シングル
・洗える除湿シート (ベッド・カーペット・布団)
まとめ:日頃からのダニ対策で健康被害をなくそう!

家の中にいるダニで最も多いのがヒョウヒダニです。
ヒョウヒダニは放置してしまうと、小児喘息を発症するリスクが高まります。
日頃の対策で、健康家族を目指しましょう。
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