夕方になると靴がきつくなったり、ふくらはぎがパンパンになったりという経験はありませんか。
これは男性より女性に多い状態で、筋肉量に関係しているんです。
- むくみの原因って何?
- むくみを取る方法が知りたい
- むくまなくなる予防法を教えて
下半身のむくみがひどいとき、上記のような疑問を持たれる方がいらっしゃると思います。
今回この記事では、「下半身のむくみの原因と解消法」についてまとめました。
この記事を読むだけで、なぜむくみが起きるのか、どうしたら解消できるかがわかりますよ。
むくみ解消にお役立てください。
目次
むくみが起きる原因とは?どのような病気の疑いがある?
下半身のむくみは、脚の筋肉量が影響します。
脚の筋肉には重要なポンプ機能があるからです。
<脚にむくみが起きる原因>
脚の筋肉は血液を心臓に戻す役割をしています。
その筋力が低下すると血液が戻りにくくなり、血液中の水分が停滞するのでむくみが起こるのです。
体の中でもっともむくみが起こりやすいのは脚で、心臓から遠い位置にあることや重力に関係しています。
立ち仕事の人にむくみは多い印象ですが、実はデスクワークの人にもよくみられる症状です。
同じ体勢を続けると脚の血液やリンパ液の循環が悪くなり、細胞のすき間に水分が停滞します。
<肝臓や腎臓の障害>
脚のむくみで注目されるのがアルブミンという物質です。
アルブミンは血液中に多く含まれるタンパク質で、栄養素を運搬したり、血液の浸透圧の調整をしたりします。
血液の中のアルブミンが減少すると、細胞と細胞のすき間にある水分を血管に取り込む圧力が弱くなって、水分がたまりやすくなるのです。
食べ物に含まれるタンパク質をもとにして肝臓で合成されるアルブミンは、腎臓でろ過されます。
むくみがある場合には、肝臓や腎臓になにか障害があるためにアルブミンの低下している可能性が考えられるのです。
肝臓障害の場合:脚だけではなく全身にむくみの出る場合がある。
腎臓障害の場合:まぶたや顔にもむくみの出る場合がある。
<心不全・下肢静脈瘤>
脚のむくみの原因には、心不全などの心臓障害や下肢静脈瘤があります。
夕方になるとむくみ、一時的ではなく症状が長引く場合に注意が必要です。
心不全とは心臓のポンプ機能が、正常に働けなくなった状態を言います。
心臓の血液を送り出す圧力が弱まると、心臓から遠い脚の血流が悪くなりむくみを引き起こす原因になるのです。
むくみの他に息切れや動悸といった症状も現れます。
むくみを軽減する方法とは?運動や食生活を見直す?
むくみを改善するにはどのようにしたら良いのでしょうか。
体内のたまった水分を排出し、血流量を上げることです。
<軽い運動>
ウォーキングはとても有効です。
歩くとふくらはぎが刺激され、体の水分や老廃物が血液と一緒に循環するようになります。
全身にある筋肉のうち約300以上の筋肉と連動するのが足裏にある足底筋です。
歩くことで足底筋を刺激し、筋力アップするのはむくみ予防と解消に繋がります。
<食生活の見直し>
塩辛いものや脂っこいものは注意が必要です。
体の調子を整えるビタミンやミネラル(カリウム・カルシウム・マグネシウム)は、積極的に摂りましょう。
カリウムは塩分を汗や尿として排泄する効果があるので、むくみ軽減には重要な栄養素です。
<毎日の入浴>
湯船の中にしっかり浸かり温まると血流が良くなります。
入浴時に脚のマッサージを行うと、むくみ改善により効果的です。
足裏からもみほぐし、足首をよく回して、最後にふくらはぎといった下から上へマッサージしていきましょう。
<体を温める調味料>
体を温める食材には、唐辛子や加熱した生姜が有名です。
唐辛子に含まれるカプサイシンや生姜のショウガオールに、体をぽかぽかと温める働きがあります。
ヒハツに含まれるヒハツ由来ピペリン類もむくみや冷えを軽減すると話題です。
・唐辛子 3種セット
・生姜パウダー
・ヒハツ (沖縄県産)
<体を温める食材>
体を温める働きのあるビタミン類を積極的に摂りましょう。
ビタミンEやビタミンB1は手足の細い血管まで広げて、血行を良くする働きがあるのです。
・ビタミンEの多い食材:うなぎ・ナッツ類・亜麻仁油
・ビタミンB1の多い食材:豚肉・玄米・そば・大豆
・ビタミンCの多い食材:柑橘類・ブロッコリー・パプリカ・冬キャベツ
<体を冷やす食材>
夏野菜の中には体を冷やす食材が多いです。
そのまま食べずに煮たり、焼いたり、蒸したりと温める調理をして食べましょう。
きゅうり・トマト・ナス・大根
まとめ:毎日の運動や生活習慣を見直して改善していこう!
脚のむくみは水分を取り過ぎではありません。
解消するには、適度な水分補給や運動も大切です。
食生活の見直しや入浴も体を温めることと、疲労改善やリラックスできるのも効き目があります。