爪が割れたり線が入ったりといったトラブルで悩むことはありませんか。
健康のバロメーターと言われる爪の状態は、重大な病気のサインとなることもあるのです。
- 爪のトラブルにはどんな症状があるのか教えて
- どんな病気の可能性があるのか知りたい
- 爪トラブルの対処法は?
爪のトラブルで悩んでいる際、上記のような疑問を持たれる方がいらっしゃるかもしれません。
今回この記事では、「爪トラブルと対症療法」についてまとめました。
この記事を読むだけで、爪トラブルの対処法がわかりますよ。
どうぞ参考にお読みください。
目次
起こりやすい爪トラブル例!どのような症状?
爪は手の印象を大きく左右します。
常にキレイでありたいですね。
加齢とともに爪も薄く弱まって、トラブルも増えてきます。
<爪が割れる>
爪はケラチン(タンパク質)でできています。
ケラチンが不足したり、脆弱化すると爪がわれたり欠けたりすることがあります。
先端だけではなく、根本まで割れてしまうこともあるのです。
加齢によりケラチンが不足したり、水仕事により乾燥したり栄養不足が原因になります。
<爪に縦線が出る>爪甲縦条(そうこうじゅうじょう)
爪に縦線が出るのはよく見られるトラブルです。
おもに加齢が原因で起こります。
50代過ぎくらいから少しずつ症状が出やすくなるのです。ですが心配しすぎる必要はありません。
<爪に横線が出る>爪甲横溝(そうこうおうこう)
爪に横線が出る場合は、栄養不足や何らかの原因で爪の成長が一時的に妨げられている可能性があります。
爪甲横溝の原因には亜鉛不足があるのです。
日本人煮不足しがちな亜鉛や鉄分といったミネラルが不足すると、爪の主成分であるタンパク質の合成促進が滞るので注意しましょう。
<爪が二枚になる>爪甲層状分裂症(そうこうそうじょうぶんれつしょう)
二枚爪は乾燥して水分が不足しているところに、爪切りなどの大きな力がかかることで爪が二枚に割れてしまうことを言います。
爪の先端部分が薄く層状にはがれるのです。
水分の低下や栄養不足が関係し、空気の乾燥する冬に多く見られます。
鉄欠乏性貧血が原因の場合もあるのです。
<爪が濁る・肥厚する>
爪水虫になると、爪の色が濁って分厚くなります。
カビの一種であるはくせんきんに感染して起こり、走行が脆くなり割れたり、肥厚した爪に亀裂が入ったりする場合もあるのです。
女性に多く、ネフローゼ症候群や貧血、糖尿病といった原因も考えられます。
<爪が黄色になる>
爪の栄養障害や感染症、乾皮症や黄疸により黄色になることがあります。
すべての爪が黄色になり爪甲の成長が抑制されているときは、黄色爪症候群(おうしょくそうしょうこうぐん)の可能性も考えられるので注意が必要です。
黄色爪症候群の場合は、爪だけではなく下肢から足の甲にかけての浮腫が生じたり、胸水がたまったりします。
<爪が緑色になる>
緑膿菌に感染すると爪の色が緑色になります。
湿度が高い環境を好む細菌です。
つけ爪により爪甲の間にすき間が生じて、湿度が高くなると緑膿菌に感染しやすくなる場合があります。
爪のトラブルを防ぐための予防方法や対処法は?
爪トラブルを防ぐためには、どのようなことに注意したら良いのでしょうか。
<丈夫な爪にする>
もうすでに脆くなってしまった爪を丈夫なものに変えることはできません。
これから生えてくる爪を丈夫な爪に変えていくのです。
食生活の見直しをしましょう。
栄養バランスのとれた食事を意識してください。
爪のもととなるタンパク質やビタミンA、B、Dを意識して摂取しましょう。
・豚肉
・牛肉
・卵
・牡蠣
・チーズ
・大豆類
・ゴマ
・レバー
・あさり
・ひじき
・ほうれん草
・海藻類
<爪の保湿ケア>
乾燥が原因で起きる爪トラブルには保湿が欠かせません。
特に水仕事で乾燥しやすくなるので、こまめに保湿クリームを塗りましょう。
・ハンドネイルクリーム 50ml
・ジェル 15g
<爪切りに注意する>
爪切りの際には強い力が加わるので、入浴後に爪が柔らかくなった状態で切るようにしましょう。
爪のダメージが抑えられます。
切った後はヤスリをかけておくと、爪に者が引っかりにくくなるので効果的です。
まとめ:健康的な爪は薄いピンク色!健康の目安に観察を!
日頃からお手入れをしている方は多いと思います。
それなのに爪のトラブルが起きてしまうことはあるのです。
爪だけの問題ではなく、体の不調も現れるのでよく注意しておきましょう。