このところの寒暖差によって、寒暖差疲労になっていませんか。
実はかんたんに、寒暖差疲労を改善する方法があるんです。
- 寒暖差疲労の原因を教えて
- どのような症状があるの?
- 症状を改善する方法が知りたい
寒暖差が大きくなると何となく体調がすぐれないという際に、上記のような疑問を持たれる方がいらっしゃるかもしれません。
今回の記事では、「寒暖差疲労の対策や改善方法」についてまとめました。
どうぞ軽減にお役立てください。
目次
寒暖差疲労はなぜ起こるのか?急激な温度変化による健康リスク?
寒暖差疲労は肉体的にだけではなく、精神面にも影響を及ぼします。
<寒暖差疲労とは>
寒暖差疲労とは、気温の変化に体がついていかない状態のことです。
人には体の機能を守るため、体温を一定にする「ホメオスタシス」という恒常性の仕組みが備わっています。
温度変化があまりに大きくなると、ホメオスタシス機能が追いつかずに体温調整をするために自律神経が必要以上に活発化します。
過剰にエネルギーを消費するので、体に疲労が蓄積してしまうのです。
<肉体的な不調>
頭痛
肩こり
めまい
倦怠感
便秘
下痢
食欲不振
冷え性
<精神的な不調>
イライラ
不安感
落ち込み
不眠
<寒暖差疲労チェック>
下記の症状が3個以上当てはまる場合は、寒暖差疲労の起こっている可能性があります。
・暑さや寒さが苦手である
・季節の変わり目は体調をくずすことが多い
・室内の空調設備が苦手である
・熱中症になったことがある
・代謝が悪く、冷え性やむくみが起こりやすい
・冬は寒さで寝付きが悪くなる
・パソコンやスマホの使用時間が長い
・寒い場所から暖かい場所に行くと体がほてる
寒暖差疲労の諸症状を改善する方法とは?
寒暖差による疲労では、体の負担を軽減させようと自律神経が働きます。
自律神経は、自然に・勝手に・自分では動かせない神経です。
心臓を動かしたり、呼吸をしたり、血管を広げたり縮めたり、ホルモンを分泌したりする働きを担っています。
自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」に分かれているのです。
どちらも働きが強すぎたり、適切なタイミングで働かなかったりすると不調の原因になります。
<交感神経>
交感神経:アクセルの働きをし、交感神経が強くなっているときは下記の症状が表れます。
・脳血管を収縮させる
・血流が悪くなる
・瞳孔の拡大、涙の分泌を抑制する
・唾液が出にくくさせる
・気管支を拡張させる
・心拍数を増やす
・消化を抑制する
・排便・排尿を抑制する
・末梢血管を収縮させる
・めまいや頭痛を起こしやすくなる
・体温調節がしにくい(暑いとき:汗を分泌して体温を下げる 寒いとき:鳥肌を立てて、熱を発生させる)
<副交感神経>
副交感神経:ブレーキの役割をして、副交感神経が優位になっていると
きは下記の働きをします。
・脳血管を拡張させる
・瞳孔を収縮させる
・サラッとした唾液を出す
・気管支を収縮させる
・消化を促進する
・排便・排尿を促進する
<対策方法>
日常のちょっとした工夫で対処や予防ができます。
寒暖差が大きくならないように衣服もこまめな調整をしましょう。
<耳を温める>
耳を温めて血液の循環を良くしましょう。
①水で濡らしたタオルを軽く絞る。
②タオルを折りたたみ、耐熱性の密封袋に入れて電子レンジで1分ほど温める。(取り出す際に火傷をしないように注意する)
③両耳に温めたタオルを当てる。
・ほっとイヤリング (2個×6袋)×3セット
・ナイトミン 耳ほぐタイム 睡眠用 (2個)+発熱体5セット(10個)
<入浴をして身体を温める>
入浴により、体を温めると同時にリラックスした状態を作りましょう。
入浴は副交感神経を活性化するのに効果的な方法です。
お湯の温度は、38~40℃くらいの温めにゆっくり浸かります。
シャワーよりも入浴の方が理想的です。
<規則正しい生活>
不規則な生活は自律神経を乱す原因になります。
自律神経のリズムを整えるためには規則正しい生活をすることが重要です。
日中は太陽の陽に当たりセロトニンを増やしましょう。(セロトニンは睡眠に関わる物質)
睡眠は7時間を目安にとることがおすすめです。
就寝前はパソコンやスマホといった、交感神経を活性化させるものは見ないようにしましょう。
<体を動かす>
体を適度に動かすことは、対策としておすすめです。
筋力や体力をつけることで、自律神経も鍛えられ疲れにくくなります。
散歩やストレッチは筋肉を緩めるので、副交感神経を優位にするのです。
日常の行動で、エレベーターやエスカレーターではなく階段を使用しましょう。
かんたんにできることから始めてみてください。
<食事内容を見直す>
バランスのよい食事をとりましょう。
エネルギー源になるタンパク質や、疲労回復効果があるビタミンB群は積極的に摂取してください。
豚ヒレ肉
豚もも肉
大豆
たらこ
体を温める食品(陽性食品)を食べるようにするのもおすすめです。
・土の中で育つもの
生姜
にんじん
ごぼう
かぶ
れんこん
・暖色系のもの
黒豆
ひじき
えび
紅鮭
小豆
卵
まとめ:日常の行動を見直して寒暖差疲労に負けない体を!
急激な温度変化によって引き起こる寒暖差疲労です。
日常の生活を少し意識して改善すると、防げるかもしれません。
寒暖差疲労に負けない体を作るように心がけて乗り切りましょう。