サンマの旬は秋だけだと思っていませんか。
実は夏にも獲られるんです。
- サンマの旬はいつ?
- おいしいサンマの見分け方が知りたい
- サンマの効果効能とおすすめレシピを教えて
サンマを買う際、上記の疑問を持たれる方がいらっしゃるかもしれません。
今回この記事では、「サンマの旬と効果効能」についてまとめました。
おいしい食べ方についてもまとめてありますので、参考にお読みください。
目次
サンマの旬は夏か秋か?生で食べるなら夏が!調理して食べるなら秋がいい?
サンマ漁は夏くらいから始まります。
秋の魚と書かれるサンマの旬は秋だと思われがちですが、夏のサンマもおいしいんです。
サンマは冷たい海域に生息しているので、海水が冷たくなる頃に日本海に寄って来ます。
7月頃には北海道のオホーツク海から、徐々に南下して三陸沖にまで到達するのです。
サンマは鱗がはがれやすく、全盛期には棒受網漁(ぼううけあみりょう)で大量に漁獲されると、鱗がはがれた状態で鮮度が長持ちできません。
初物として出回る頃のサンマは刺網漁(さしあみりょう)で獲られることが多く、鱗も取れにくく刺し身で食べるのがおすすめです。
9月から10月くらいが、身も大きくもっとも脂がのっているので食べ頃になります。
10月を過ぎる頃から次第に身は小さくなり、脂も少なくなってくるので加工用に使われることが多いようです。
おいしいサンマの見分け方とおすすめな食べ方はこれ!
どうせ食べるなら、おいしいサンマが良いですね。
どんな色のどんな形のサンマがおいしいのでしょうか。
<サンマの見分け方>
・くちばし(下あご)が黄色のものを選びましょう。
鮮度が落ちると茶色っぽくなります。
・目が澄んでいる。
黒目のまわりが透明なものを選びましょう。
鮮度が落ちると濁ってきます。
・体全体に光沢がある。
全体に青黒く光沢があるものは鮮度の良い証です。
・太っているもの。
長さがあるものより、腹が太く重いものを選びましょう。
<おいしい食べ方>
・塩焼き
定番の塩焼き。脂がのったサンマをシンプルに味わってみましょう。
・竜田揚げ
サンマを三枚おろしにして、しょうゆやお酒・みりんと生姜に漬け込み、片栗粉をつけて揚げます。
子どもも喜んで食べてくれる調理法の一つです。
・蒲焼き
子どもが喜ぶレシピの一つです。
三枚おろしにしたサンマに小麦粉をつけ、しょうゆと酒・みりんで甘辛いタレをからめて焼きます。
ご飯の上にのせて食べるのもおすすめです。
・サンマ漬けユッケ丼
サンマを三枚におろしにして細く切ります。
醤油とみりん、ごま油を細かく切ったサンマに和えて、ご飯を入れた丼にのせて出来上がりです。
お好みで真ん中に卵黄をのせ、ごまを振りかけてもイケますよ。
・サンマの煮付け
内蔵を取ったサンマは食べやすい大きさにカットして、生姜や醤油、みりんと砂糖を圧力鍋に入れて(最初は強火で圧力がかかったら)弱火で20分ほど煮込みます。
火を止めて圧力が抜けるのを待って出来上がりです。
細かい骨を気にすることなく食べられます。
・パール金属圧力鍋 5.5L
・パール金属圧力鍋 3.0L
サンマにはどんな栄養素が含まれている?一緒に食べると効果をあげるものは?
サンマには健康に役立つ栄養がたくさん詰まっています。
EPAやDHAをはじめ、身体を形成するのに欠かせないタンパク質といった成分が含まれているんです。
<EPA:エイコサペンタエン酸>
EPAはアジやいわし、サバやサンマといった青魚にたくさん含まれています。
オメガ3脂肪酸の一つで、体内で作り出せない必須脂肪酸です。
オメガ3脂肪酸は体内の脂肪を燃やしやすくする脂肪で、ダイエットにも役立ちます。
血液をサラサラにしたり、血管を軟らかくして動脈硬化や血栓を予防したり、悪玉コレステロールを低下させる働きがあるのです。
<DHA:ドコサヘキサエン酸>
オメガ3脂肪酸の一種のDHA。
脳細胞の活性化に効果があるのは広く知られています。
EPAやDHAはサプリメントで売られていますが、製造段階や保管の際に酸化しやすいという問題があるんです。
酸化してしまった脂は、体内の炎症や老化の元になりやすいという問題があります。
できれば新鮮な脂肪酸を食べ物から摂り入れたいものです。
生のサンマ100gからEPAが1500mg、DHAは2200mgが摂れます。
1日の希望摂取量はEPAとDHAをあわせて1000mgほどなので、すばらしい食べ物ですね。
<タンパク質>
魚の種類 | 100gあたりのたんぱく質量(g) |
タチウオ | 16.5 |
マダラ | 17.6 |
キンメダイ | 17.8 |
サンマ | 18.5 |
マガレイ | 19.6 |
ヒラメ | 20.0 |
マアジ | 20.7 |
カンパチ | 21.0 |
ブリ | 21.4 |
サケ | 22.3 |
タンパク質は人間の身体のあらゆる細胞を作るために重要な役割を持つ栄養素です。
特にサンマのタンパク質は、人間が体内で生成できない必須アミノ酸をたっぷり含んでいる良質なタンパク質。
スポーツをする方や美容、健康に気をつけている人は積極的にサンマのタンパク質を摂りましょう。
<カルシウム>
カルシウムは骨を丈夫にする栄養素だけではありません。
イライラを抑えたり、認知症の予防をしたり、メンタルや脳の健康に欠かせない栄養素です。
カルシウムを吸収するにはマグネシウムやビタミンDが必要になります。
サンマを食べると、マグネシウムやビタミンDも同時に接種できるので、とても便利で健康に役立つ食材です。
<ビタミン類>
サンマにはビタミンDだけではなく、さまざまなビタミン類が含まれています。
神経や血液の細胞を健康に保つビタミンB12は、他の魚と比較して3倍以上も含んでいるのです。
目や肌の健康に役立つビタミンAや強力な抗酸化作用を持つビタミンEも含んでいます。
<一緒に食べて効果的な食材>
・大根おろし
焼きサンマには大根おろしをつけます。
消化を助ける酵素:ジアスターゼ、プロパノーゼ、リパーゼ
鉄分、ビタミンA・Eの吸収やサポート:ビタミンC
大根おろしには上記のサポート力により、サンマの栄養を効率よく摂ることができます。
まとめ:今が旬のサンマをたくさん食べてもっと健康になろう!
最も脂がのって、おいしいサンマを食べましょう。
おいしいだけではなく、健康にもかなり役立ってくれるのです。
小さいお子さんがいるご家庭では、骨が気になります。
そんなときは圧力鍋を使って調理すると、骨まで丸ごと食べられるんです。
ぜひ試してみてください。